白雪姫を観ました。
公開2週目で上映回数が半分に減ってしまっていた事をみても興行的に爆死か?と心配してしまいます。
主演のレイチェル・ゼグラーの炎上発言で、色々と批判を受け、映画の興行にまで影響が出てくるという、ディズニーにとっては頭の痛い作品になってしまったようです。制作費2億ドルから追加撮影で3.5億円(約524億円)まで膨れ上がったといわれていますが、果たして回収はできるのでしょうか?
「白雪姫」制作当初はシナリオをグレタ・ガーウィングが担当しており、フェミニズムが強く出たストーリーになっていたようです。
①白雪姫が王子の助けを待たない。(女性の自立)
②「真実の愛」「結婚=幸せ」といった古典的テーマからの脱却。
③キャスティングにおける人種的多様性の重視。
アニメの古典となった「白雪姫」を現代的にアップデートしようという試みがされたと思うのですが、2023年10月に公開されたファーストルックが七人の小人ではなく七人の山賊になっていたことで、大炎上していまい、ディズニーも再撮影をしてCGの七人の小人を追加しました。
これで炎上も鎮火するかと思われていたところに、レイチェル・ゼグラーのアニメ版への批判や政治的発言など火に油を注いで大炎上してしまいした。
そんなこんなで、ようやく公開された「白雪姫」の出来はどうだったのでしょうか。
ここからネタバレ注意⚠️
白雪姫は継母の企てにより、殺されそうになるところを、何とか見逃してもらい、森の中に逃走します。ここから、アニメ版を踏襲したような七人の小人のシーンが展開されます。(たぶん、ここは追加撮影されたシーンなのでしょう)その後、7人の山賊たちに出会います。あれ?7人の山賊要素は残ってたんだ。王子の代わりに山賊のリーダーにしちゃったから、削れなかったんでしょうね。(笑)
という感じで、アニメ版の要素を付け足したことによって、変にボリュームアップされ、チグハグな印象になってきます。最後は白雪姫が継母と対峙するのですが、ちょっとここの対決もイマイチでしたね。
メッセージ性が強すぎて、お伽話を求めるファミリー層には合ってない感じですね。ディズニーも今後はメッセージ性より娯楽に徹して欲しいものです。
劇場には親子連れが来てましたが、途中で「見たくない!」と言い出したり、泣き出す子供がいたりと、カオスな感じになってました。
子供は正直でシビアなんですね。
