箱男 | やまちゃんのホビー日記

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今日は「箱男」を観てきました。監督は石井岳龍(がくりゅう)。石井聰亙から改名したのだそうだが、「爆裂都市」「逆噴火家族」などの尖がった時代を知っている世代としては久しぶりに尖がった作品になってます。

主演は永瀬正敏、浅野忠信、佐藤浩市というそうそうたる俳優陣です。
原作は阿部公房の小説だそうですが、ポスターのビジュアルを見るとアレを思い出します。
それはゲームの「メタルギアソリッド」に出てくるダンボールです。
主人公のスネークが敵の注意をそらすために被るアイテムなのですが、これは「箱男」をオマージュしたものなんだそうです。
お話としてはかなりシュールな感じです。
 
主人公のわたし(永瀬正敏)がダンボールの中に入って小窓から外の世界の様子を覗き見るシーンから始まる。
そこに箱男をカメラで撮影する男(浅野忠信)が現れ、わたしを追いかけまわす。その男はニセ医者で軍医(佐藤浩市)のもとで患者を治療している。わたしの前に葉子という女性が現れダンボールを買い取らせてくれと迫られる。三人の男が箱男になろうと思惑を巡らせるというお話。
 
演技派の永瀬と浅野がダンボールを被って相対するシーンなどはシュールすぎて笑ってしまうのだが、このドリフのコントみたいな滑稽なシチュエーションを真面目に演技しているところは恐れ入る。
石井監督らしいアクションシーンもけっこうあって楽しめます。

永瀬と浅野がダンボール被って戦うシーンはなかなかの見ものです。

ニセ医者を取り調べする尋問するシーンなどは昔のATG映画みたいなアート表現も入っていて撮影も凝ってますね。
サイケデリック、エロティック、グロテスク、バイオレンスが入り乱れた70年代映画のテイストを感じます。
この頃の映画が好きな人は気にいると思います。