「イコライザー THE FINAL」観ました。
デンゼル・ワシントン主演のシリーズ3作目は舞台をイタリアに移して風光明媚なイタリアの田舎町を取り仕切るマフィアとの対決というストーリーになります。
ここからネタバレ注意⚠️
冒頭に予告でも出てくる9秒の瞬殺シーンから始まり、マッコールのお手並みを拝見して満足したところが、最後に見逃してあげた子供に後ろから銃で撃たれてしまう。
アチャー、やってもうたー。。
ゴルゴ13なら敵に背中を見せる事など絶対しないだろうに、子供だからと油断したところはいけなかったねー。
マッコールは自分の失敗に絶望したのか拳銃をこめかみに向けて引き金を引くも無常の弾切れ。。
今までキッチリ仕事をこなす人がなんとも情けない状態での始まりなのである。
手負いのマッコールを助けたのは医師のエンゾだった。
「あんたは良い人か?悪い人なのか?」
「・・・分からない」
このフリが後半に効いてくる。
傷も癒えて町の人たちにも馴染んできた頃。
マフィアが高額なみかじめ料を要求して町から追い出し一大リゾート施設を誘致しようとしていた。
マフィアのイキッた若い兄ちゃんマルコに難癖をつけられるマッコールは「良い時計してるな」と話しかける。自慢気に時計を見せるマルコの手を掴んですかさずツボ刺激。激痛に堪らず退散するマルコ。
ここからマッコールの真骨頂である悪者退治が始まる。まるで必殺技仕事人のように夜の暗闇に紛れてマルコと仲間たちを瞬殺していく。
マルコの兄でマフィアのリーダーのヴィンセントは町の憲兵と家族を人質にマッコールを呼び出す。銃を捨てて出てきたマッコールにヴィンセントが銃口を向けるとエンゾが銃を持ち出して反抗の意思を示す。それに呼応するかのように取り囲んでいた町の人々もヴィンセントに対すして怒号をあびせる。ここエモいシーンでしたね。
CIAのエマ(ダコタ・ファニング)はマフィアとテロ組織の関係を調査するためにマッコールと接触する。このエマとマッコールのやり取りも微笑ましい。最後になぜエマに連絡をしたのかという理由もまたエモいです。
最後にヴィンセントを始末しに行くマッコール。
ここからマッコールのマフィア退治と祝祭が交互に描写されゴッドファーザーのクライマックスのような対位法による映像表現が痺れます。
これがシリーズ最後ならマッコールは安寧の地を見つけたんでしょうね。