やまちゃんのホビー日記

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映画、グルメ、サバゲーなど趣味の日記です。

 

 

果てしなきスカーレットを観ました。
細田守監督の最新作ということで期待してましたが、レビューが酷評多いですね。逆に興味が湧いてきました。
冒頭から王女スカーレットが死んだところから始まり、日本人で救命士の聖と出会って死者の世界を彷徨い旅をする。ハムレットをモチーフとしていて、父を叔父に殺され復讐しようとする。
死者の世界がヨーロッパというより中東に近い感じかな。雲の上には巨大な竜が飛んでいて、何かあると天誅のように雷を落とす。
この世界には敵である叔父のクローディアスが存在しており(死んだ?)スカーレットに刺客を送り込む。
演劇を意識してるのか、台詞はかなり多め。
世界観の説明は程々に自分の気持ちを台詞で主張してしまう。
今までの作品とは違って、かなり作家性が強く出ており、テーマをわかりやすく台詞に乗っけてしまいます。やはり今の若者は説教くさいのは嫌われますから、劇場内に客が少ないのもやむをえないのかもしれない。
アート作品として見れば、映像はよく出来ていると思います。エンタメを求めていた観客と監督の志向がズレてしまったのだろうか。フランスや欧州なら受けるのかもしれないですね。