『人々が、あなたに石を投げつけることがあるかも知れない。でも、その石を投げ返すな。その石を残らず集めて大国を作るのにつかえ。』

 

この言葉は、私には身に沁みる言葉である。

 

私自身、とても短気である。

 

以前、

私は我慢について書いた。

「我慢はしない」と書いたが、ここで述べている我慢とは質が違う。

 

瀬戸内寂聴さんが、しなくて良い我慢と、した方が良い我慢について書いておられるものを読んだことがある。

 

この文章の中で述べられている我慢は、後者である。

 

夢をかなえるための我慢、自分の目的を、大儀を果たす為の我慢である。

 

私は、短気であるがために、幾度も損をして来た。

 

私は今まで、あまりに不条理な立場に立たされたと感じ、腹が立った場合、無言でその場を離れて二度とそこへは戻らなかった。

 

しかし、

それでは、この世では思いを果たせない。

 

もっと、腹の座った、器の大きな人間になりたい。