小学生の時、初めて飼い犬を交通事故で亡くした。
その時、私は人類が自動車と言う、生物の命を簡単に奪ってしまう武器を『道具』と呼んで重宝していることに失望した。
友人を失った悲しみと、人類に対しての絶望で何日も泣き明かした。
しかし、
不思議なもので、そんな強烈な思いでも、時の過ぎ去る中で薄れていき、いつの間にか忘れてしまっていた。
でも、それ以来、ずっと、心の中に闇を感じながら生きて来た。
最近、ふと、その時のことを思い出した。
テレビのニュースで、残酷なニュースを目にして思い出した。
「この世の中は何かが間違っている」
自閉症スペクトラム障害と診断を受けた、友人のお子さんは、あまりにも純真で愛らしく、世の人々を信頼して接する。
その子は、まるで究極の癒しのパワーを持っているように周りの人をほんわかな気持ちにさせる。
その子の母親である、私の友人は、その子のことを心配している。
この世の中では、その子はいじめられたり、ひどい仕打ちに逢って生きていけないかと感じているそうだ。
確かに、過去にそのような事件が起きた。私は、「世の中とは、そう言うもだ。」と、思うようになっていた。
そして、日に日に悶々とした苛立ちは、鬱積していき、自分が針ネズミになったのを想像しなければ地下鉄にも乗れなかった。
そんなある日、
「純粋な子ども達が、素直な心持ちこそが重要視され、世の中の基準になる世界でなければならない。」
と、思った瞬間、心が軽くなり、心にまとわりついていた、悶々とさせる何かが剥がれ落ちていくのを感じた。
忘れてしまっていた熱い気持ちが込み上げてきた。
でも、私に何が出来るかは全く解らない。
何か行動を起こしたくてこのブログを始める。
これから、何か楽しいことを夢見て現実化したいと思う。
光の子ども達のために…