個人的に今回の俺たちの旅では2つのミッションがあった。
一つは10年前の2014年秋の俺たちの旅で宮崎~阿蘇に
訪れた時に行くはずだった宮崎の北西部にある高千穂に行く事。
あの時は高千穂に行く直前にマッハの調子が悪くなり応急処置に
時間を要し高千穂を断念したのでマッハでリベンジする事だった。
もう一つは12年前くらいにヤフーブログで知り合って
九州に行く度にお会いして何かとお世話になってる同じマッハ乗りで
洋菓子店オーナーのシェフさんとマッハで阿蘇を走るという事だった。
と、いう事で2014年以来ロングツーリングを封印してた
マッハを10年振りに駆り出したのだが初日の宿泊先である
阿蘇ファームランドをチェックアウトしたツーリング
二日目の出発早々に今回またしてもマッハに異変が起きる。
何とローギアから2速にシフトアップが出来ないのだ。
ミッションの故障は経験があるがミッションではなさそうだし
クラッチも切れてるんでクラッチの故障でもない。
オザキさんがシフトロット辺りをバラシて小一時間程
あれやこれやとチェックするが原因がわからない。
いや~、阿蘇から呉までローギアだけで帰ったらエンジン焼き付くぞ(笑)
こりゃ~ロードサービスに頼んで陸送か・・・と思われたが
何を思ったのかオザキさんがおもむろにマッハに乗って走り出した。
しかもちゃんとシフトチェンジしてるじゃないか
何故だ?
結論から申し上げますとシフトチェンジする部品の
リターンスプリングが折れた可能性が高いという事だった。
以前オザキさんがドカッティで経験したのを思い出したらしい。
通常シフトチェンジするとリターンスプリングのバネでシフトの位置が
ニュートラルの位置に戻るので次のギアーにシフトチェンジ出来るのだが
リターンスプリングが折れたらニュートラルな位置にシフトが戻らなくなり
行きっ放しになってしまいシフトチェンジが出来なくなるという理屈らしい。
応急処置としてリターンスプリングの代わりにシフトアップする時は
一端つま先で軽くシフトレバーを押さえ逆にシフトダウンする時は
軽くシフトレバーを持ち上げる事でシフトが正常な位置に戻り
シフトチェンジが出来るという事だった。
そんな面倒な事しながら阿蘇のワイディングが走れるのかと
少々不安だったが背に腹は代えられない。
しかし小一時間程走ってるとコツを掴んで皆と同等に
走れるようになった、案ずるより産むが易しって事ですね(笑)
まあ長男のBSAやブルタコに乗った時の逆チェンジに
逆シフトの構造より容易だと思いましたね~。
しかし、故障原因究明で時間を食ったという事で
午前中に行く予定だった高千穂はまたしても断念。
更にはシェフさんとの合流が遅れたという事で
昼食を予定してた らくだ山も断念。
高千穂は日本で最初に神様が降り立った町という
言い伝えがあるのだが どうやら僕とマッハは
高千穂の神様に嫌われてるようだ(笑)
その後シェフさんと合流して焼肉「正(しょう)」で阿蘇名物
「あか牛ステーキ重(2,300円)」を食べたが超美味かった。
遅れた理由を話すとシェフさんのマッハも昔同じ故障をしたらしい。
まあ何はともあれシェフさんとマッハで阿蘇を走るという
一つのミッションは何とか達成する事が出来た。
それにしても今回もオザキさんに助けられた。
彼が居なかったら応急処置なんてわからないから
ツーリングを断念してマッハを陸送するハメになってただろう。
一家に一人オザキさん、出掛ける時は忘れずに!(笑)
続きはまた明日! ジャンジャン!!