晩年の父は、ほぼこの3つのボキャブラリーだけで、そのコミュニケーション全般を完結していたように記憶しています。

在りし日の両親との会話
父「〇〇子(←私の名前)、アレはアレか?」
(何かを「尋ねられている」であろうことだけは推測できる・・)
私「何? アレアレって? ちゃんと言ってくれなきゃわからないよ~」
父(心の声)「アレ」もわからんのか!? 気が利かない娘だ 全くのこと・・・」
ここですかさずインタプリター、別名 彼の妻 別名 私の母が参入。
母「はいはい、〇〇子の仕事は順調だそうですよ」
私(心の声)「えっ、ちゃんと訳せてるし。 母スッゲ~!」

さて、月日は流れ 昨日の昼食後の1コマです。
※最近、注目している女性脚本家の話題になり、それに出演された女優さんへと話題が展開してゆきました。
友人A「え~と、「お」・・・「お」・・なんだっけな~・・、知らない?あの人?」
私「え~っ、間口広すぎでしょ~!」
A「あっ! NHKの朝ドラに出てた」
私「「おはなはん」が最後で、最近観てないからなぁ」
友人B「もしかして、あの、関西弁の元気な女優さん?」←これで、ワタクシ、ぴ~んと来ましたとも。
私「はいはい、あの「お」がつく人でしょ、、えっと、河瀬直美の映画に出てた・・・そうだ!いがりの森!」(ここで、瑛太と共演した「最高の離婚」と言わないところが、素敵。 
 まア、本当をいえば咄嗟に出てこなかっただけなのですが・・)
A「そうそう!彼女、彼女 その「お」の人!」
3人そろって「あの「お」の人ね~!」満足げにうなずき合う。