単身赴任開始後の生活は、週末なるべく頻繁に帰宅したり、こまめに連絡をしたり配慮していたつもりである。
があくまでこれは「自分の感覚」で「つもり‥」である。
いつの事だか、何の話の時だかは忘れたが、怒りモードの時に「毎朝おはよう、毎夜おやすみの連絡を入れて」と命を受けた。
朝は5時に起きて、夜は10時に帰宅する事もある。その間に炊事洗濯をしてシャワーも浴びるのだ。そんなこと毎日出来るか!と思いつつ、数日間はやってみた。
「おはよう」
LINEを送る。当然既読はつかない
「おやすみ」
LINEを送る。まれに既読がついて返信があったり、既読がつかなかったり。
意味があるのか?と思い、どんどん頻度は減っていく。これで妻に安心感を与えられるのであれば‥と思い、なるべく出来る時にLINEは送る様に継続はしている。
そんな毎日であるが、やはりまだ時折事件は勃発するのである。
離れているから解決か?
そうではない。リモートでもケアは継続して必要なのだ。
『0926
単身赴任生活がスタートし半年。ここ最近適度な距離感が良くなってきたかと安心していたら、ワインを一本空けたと電話あり。
最初はご機嫌だったが急転しわめきだす。自分の親に謝らないとか、して欲しいことしてくれなかったとか。一方的な言い分のオンパレードだ。
長女と次女にヘルプしたいが帰宅していない。
春秋は精神的に不安定になる事を忘れてはいけない。また当面とても辛くなりそうだ。まだ傷は癒えていない。
一所懸命尽くしてきたのに、たった一度のつまらない浮気をいつまでも許してくれない。こんなことあるのだろうか?
あるのだ!浮気の破壊力を軽視してはいけない。
いまだに納得できない自分もいるが、その気持ちは妻には理解されないので口には出せない。
ただただひたすらに謝るのみ。修行は続く。
1009
友人と旅行に行ってきたと電話有り。最初は楽しい話をしていたものの、途中からパート先の愚痴に変わり、最後はまたあの時のあれが許せないこれが許せないの話でブチギレる。子供たちはまた2人ともお泊まり。なんで私だけ家にいないといけないの?の話。
自分だけが苦労してると思っており、あなたは自由でいいね‥。である。
私からすると「貴女の愚痴って些細なことで良いね」が正直な気持ちだが、表向きは相槌を打って聞いている。
新人の給料がパートの私より倍もあるのに、私はなぜ教えなければいけないの?とか‥、割りに合わないとかそんな井戸端会議みたいな話だ。
私はと言うと、今日辞表を持ってきた部下からの相談話で頭がいっぱいである。部下にとって、また組織にとって何が最善か?を絞り出して考え抜いてその方向に導かねばならない。経営戦略と人の人生もかかった話で解決が急務である。
私は仕事の話を一切家庭に持ち込まない様にしているので、そんな言い訳は一切しない。
生活がかかっているので仕事は当たり前にこなしつつ、妻を最優先に対応しなくてはならない。
季節の変わり目は辛い。秋なんて来なければよいのに。
翌日妻が欲しがっていた新車を買いました。
こっそりプレゼントで‥。
思い切った買い物をしたもんだ。我ながらに思う。報われる日は来るのだろうか?』