パン屋で働く | パン屋で修行?修業?

パン屋で働く

私の職場は

先日書いた通り、

通常、120~130種類で

1種類最低12こを

5人で

同じことを4回

朝7時から15時

までに作ります。

社員はもっと時間はながいですが。


これを毎日やるのは

本当に大変。

そこで、だんだん知恵がついてきます。

家事に例えると

新婚さんのお嫁さんは

朝食の準備、お弁当、掃除、洗濯、

買い出しをやる場合、

朝6時から12時までかかるとします。

なれてくると、半分の時間で終わります。

というのも、知恵がついてくるんですねー。

炊飯器、洗濯機にタイマー機能が

ついていることに気づき、

タイマー機能で、朝にはご飯が炊けて、

洗濯ものがすでに干せる状態になっていて、

お弁当は昨日の残りのおかずを

リメイクしたり、冷凍食品を使ったり。

買い物も前日にすませるなどの

知恵を使って家事に費やす時間を

短縮させます。

パン作りもそうです。

計量、フィリング、トッピングものを

前日に作る。

当日の朝はすぐにミキサーを回します。

前日にある程度生地をつくり、

発酵を冷蔵庫でするなど、

知恵を使えば

一人で25種類のパンを作れるようになります。

新人さんはこの知恵がないから

大変なんです。

パン屋も食の世界ですから

まわりにいる人たちは

職人です。

1~10までを口で優しく教えてくれません。

見て覚えなさい!

言わなくてもだいたい察しがつくだろ!

この間から言ってるだろ!

何度同じこと言わせんだ!

何やったらこんな失敗するんだ!

メモをみろ!

これをお前は食えるのか!

へんじ!

きこえない!はっきりしゃべろ!

と、これ、新人さんがよく言われてます。

ほとんど毎日…

でもこれをすぎると、失敗しても

あら?珍しい失敗したねー。

原因はわかってる?くらいにしか

言われなくなりますし、

まわりも、やり直しを手伝ってくれます。

パン屋はのんびり仕事をしていると

思われがちですが、

普通の飲食店のような

お客さんが来ない時間とかないので、

ずーーーっと忙しいです。

作業の3つ先を考えて

やらないと、作業が滞りますので、

成型しているときも

すでに3つ先の成型分まで

考えています。

窯はさらに頭がフル回転してますよ。

焼く順番間違えると、

そりゃーどんだけロスを出すのやら。

でも、やれない工程ではないので、

出来るはずです。

要は慣れです。

慣れるまで、必死で頑張る必要が

あります。

慣れちゃえばいいんです。

慣れるだけでいいんです。

修業に出る方、

慣れれば大丈夫!と思ってください(^^)v


必ずできるようになります。

修業にでるか悩んでいるなら、

早く門を叩いて、慣れちゃって下さいな。

早くしないと、

今度は年齢が引っかかってきますよ。