相馬市

今頃だけど、５月１２日に福島県相馬市に行ってきました。

「被災地にとりあえず行ってくる」とだんなさんが言ってきた。

「なぜ、私を誘わない？」ということから二人で行ってきました。

たくさんの情報の中、結局なにが必要なのかわからない。

ボランティアが必要という報道があるかと思うと、いらないという報道もある。

炊き出しが必要という話があるかと思えば、いらないという話もある。

じゃー何が必要なのか、見に行こう。

ボランティア活動をするではなく、炊き出しのお手伝いをするわけでもなく、

とりあえず、何が必要としているのか、見に行こうという事になり、

５月１１日の仕事が終わってから、夜８時頃、家を出た。

この日は大雨でした。

夜の高速道路、首都高の運転はだんなさん。

まぁ～怖い、怖い、、、

トラックが横を通過するたびに水しぶきで前が見えなくなったり、

なにせ、首都高、平日の夜、大雨でも交通量が多い。

でも、スピードは出ている・・・と最悪な条件だし、おまけに

さすが東京、１年も来ないでいると、新しい道がどんどんできている。

でも、常磐道に入ってからは、あら？っていうくらい車が減った。

しかし、今度は平たんな道だし、水銀灯の数も、東名高速に比べたら

ほとんど「無い」に等しいくらい。。。とにかく暗い。。。

だんだん車がいなくなった。

そして、最初の休憩がこちら↓

前にＵＰした時の写真

何気に茨城も被災しているのだ。

そして、ここから先、私が運転。

まぁ～こっからの運転は大変、大変、

何が大変って、、、

意外と私、目が悪い（老眼じゃないよ）

眼鏡をかけても、その度では合わない。

乱視の私は白線が何本あるか分からない。

おまけに自分がどの車線走っているかもわからない。

そんな中、最初は「いたち」が私の前に出てきた。

びっくりしてブレーキを踏んだ。

少々ブレーキがロック気味。。。

「だって～～いたちがこっちをみてくれないんだも～～ん」

目が合えば、車が来ていることに気がつくだろうけど、

あやつはひたすら猪突猛進状態だった。

結局引き返してくれたけど。。

そこから次は猫？？最後はネズミ・・と

飛び出してくる動物にびくびくしながら

高速道路を６０キロ（笑）で走る。。

それでも、他に車がいないからよかったけどね。

最後は厳戒区域に入ったので、強制的に高速道路から下ろされた。

下りたはいいが、一般道もあちらこちら　封鎖。

いっぱいおまわりさんが立っていた。

お巡りさんに、どこを通れば良いか聞いても、

お巡りさんもここのあたりの人じゃないらしく、道の説明ができないのだ。

ちなみに、私の運転を不審に思い、声をかけてきた

お巡りさんは広島県警の人たちでした～～

しょうがないから常磐道を戻り、東北自動車道に乗り換え、

どうにか、目的地に着いた。

最初は、どこが被災地かわからなかった。

誰かに訪ねようにも、人がいない。

まだ朝の６時だから人がいないんじゃない？っとだんなさん。

いや、それにしても人がいなさすぎだなぁ～

と思ったとたん、

被災地に到着。

まず目に付いたのものがこれ↓

ここからはすごい

電気が来ていない信号ってありえる？？

見たことないよね。

この信号を見た途端、なんだか寂しくなった・・・(^^ゞ

その右横はこんな感じ↓

船が、船が・・しか言えなかった・・・

何がどうしたら、車がこんな形になるのやら・・・

家もこんな感じです。

ほとんど家がない中、何件か、こうやって残っている家もありました。

海沿いに行くとこんな感じ↓

きれいに残骸を一か所に集めてありました。

こっから先、どうするのか・・・

まず、重機をどんどん入れないと・・・て感じました。

周りは一般人はいません。

自衛隊のみです。

アスファルトもこんな感じで、めくれてます。

このとき、一台の軽トラックにのったおじさんに

声をかけてもらった。

だんなさんと、話をして、そのうち家にきなよ！

と言ってくれたので、行くことにした。

「すぐ　そこだよ」と言われても、

家は分かりません。

だって、家は流されてますから～～～

とりあえずついて行った。

実は海辺から７～８００メートル離れてて、

さらに高台にあった。

そこからの風景がこちら↓

本来なら、この場所から海は見えないそうです。

右端に写っている小高いところが避難場所だったらしいけど、

そこはすっかり、波に覆われ、地震直後５０人ほどが

避難したらしいけど、５～６人しか助からなかったと言ってました。

とにかく、人がたくさん流れてきたとも言ってました。

次の写真はビックリするよ↓

これ、剥製ですから（笑）

最初見たときはびっくりした。

そして、帰り道、車の中から見る風景はこちら↓

ずーーーーと　こんな感じ。

本当にどうやって復興していくのか・・・

そして、小さな私たちができることは

「お金を使う事」

だから、福島銘菓「ままどおる」を６～７箱買ってきた。

それとSAで食事もした。

結局、何が出来るわけでもないけど、

やっぱりお金を渡すのが一番だと思った。

だから、募金は続けていかないといけないね。