こんばんは、グッチスタです。

 

今回は今所有しているLe Mans1000について書いてみたいと思います。

 

ホンダ ドゥービルの味の薄さがどうにも耐えられない私はモトグッツィの中古車をネットで探し始めました。しかし、旧タイプのモトグッツィはほぼ市場に出てこない上に、Le MansⅢなどはプレミアム価格で到底手が出ません。

 

そこで私はモトグッツィ修理専門店のリパラーレさんへメールで連絡を取ります。

リパラーレさんは表立って中古車販売は行っていませんが、手放すお客さんがいる場合は買取を行っているのです。

 

運よくたまたま出物があり、クルマでリパラーレさんに伺うと黒赤ツートンカラーのLe Mans1000が鎮座していました。

なんとなくカワサキGPZ400に似ています。

 

車検は切れていましたが、エンジンを掛けて頂くと、ラフランコーニのマフラーから店舗内に響き渡る迫力の排気音。

すっかり虜になった私は購入することに決めてしまいました。

 

納車当日、説明を受けて走りだすとV11よりもはるかに乗りやすいのです。

最初は旧車ということで、V11よりも乗りにくいことを覚悟していたのですが、むしろ逆。

 

高速道路でもその印象は変わらず、低速はドコドコ、高速はスコーンと、回転域によって表情を変える豊かなエンジンを堪能しながら帰宅しました。キャブレターの方が下手なインジェクションよりもよほど乗りやすいことを実感しました。

 

重いフライホイールの効能か、エンジンはギクシャク感を感じさせずに淡々と走っても、加速しても楽しいです。

 

ただ、自分の技量不足のせいで乗り始めたときは「ま、曲がらない!汗)」ということで、オーナーズクラブのツーリングでもついて行けず悲しい思いをしました(笑)

 

その後、自主練習をすることで、ツーリングでついて行けないということはなくなりましたが、やはり現代のバイクと異なってライダーを甘やかすことはありませんね。

こんばんは、グッチスタです。

 

モトグッツィのV11Le Mansの外観に惚れ込んで購入したものの、長距離に向かない前傾姿勢やひざの曲がりのきついステップ位置に音を上げて購入したのがホンダのドゥービル(二型)です。

 

手動ではありますが高さの調整可能な可変スクリーンを装備し、フルカウル、パニアケース装備、シャフトドライブとツーリングバイクとしては文句の付け所の無いミドルツアラーです。

このバイクで一度キャンプに行くべきだった 車格は大柄でも取扱いやすさはさすがホンダ

 

680ccのV型二気筒エンジンは静粛性に優れており、それまで乗っていたモトグッツィと比べ、少しほっとした感覚になったのを覚えています。排気量が1100ccから680ccのバイクに乗り換えたので静かに感じるのも当然ですが、反面、高速道路でスロットルをひねった時にどうしても力不足は感じてしまいました。

 

エンジンの力不足以外はすべて私好みのバイクでしたので、1000ccだったらおそらく手放すことはなかったかもしれません。もしかしたら、ドゥービルではなく、FJR1300やSTX1300を購入するべきだったのかもしれないですが、私の身長では厳しいと考えてしまいました。

 

ドゥービルの680ccのエンジンはもともとブロス650のエンジンと同系統ですが、回しても楽しいとは思えないエンジンで、同じ速度で淡々と走るのが向いているようです。

 

大容量のガソリンタンクと燃費の優れたV型二気筒エンジンは長距離を走るのに向いているのですが、難点は直進性です。

 

モトグッツィに乗ってしまうと世界が小さく感じると言われているのですが、それは鬼のような直進性が高速道路を走ることを楽にするからだと思います。残念ながらモトグッツィと比べるとミドルツアラーのドゥービルの直進性はどうしても一歩劣ります。

 

その分、コーナリングは楽なのですが、車体も重いのでコーナリングを楽しむというバイクでもありません。

無いものねだりなのかもしれませんが、モトグッツィを知った後ではあまりに完成度が高く、個性が無さ過ぎました。

 

 

出来ればモトグッツィとドゥービルの二台体制が理想です。

その日の体調や気分で分けて乗れたら最高でしょうね。

 

こんばんは、グッチスタです。

 

今回はいよいよ私がモトグッチにはまるきっかけになったバイクを紹介したいと思います。モトグッツィのV11ネロコルサ です。

スタイルに一目惚れ 伊豆にて V11 Le Mans

20代の頃から、モトグッツィの他のバイクとは違った縦置きV型2気筒には関心がありました。その当時は「膝がエンジンにぶつからないのかな?」という意味で(笑)

 

そして、BT1100も悪くはないバイクだったのですが、どこかで物足りない部分もあったのだと思います。エンジンはマイルドで、回しても特に表情が変わらないドラッグスター譲りの枯れたエンジンですから。

 

そんなとき、当時モトグッツィの総本山と言われた福田モータースで中古のV11 Le Mansが販売されていたのを目にしたのです。

やる気にさせるコックピット

そのボディライン、赤いシリンダーヘッドにすっかりその気になった私は福田モータースまでアテンザを走らせました。

 

店舗で実物を見て、おまけに特別優待ローンが使えるということで、即決してしまいました。

 

BTのことはどうするか、それは後で考えれば良いという感じでした。それだけそのスタイルに一目惚れしていたのです。

 

しかし、納車当日にバイクのエンジンを掛け、クラッチをつなげたときは正直「の、のりにくい(汗」という印象でした。それでも首都高速に入り加速した瞬間、2気筒に対する印象が変わります。

 

それまでBT1100やゼルビスの2気筒しか体験したことがなかった私にとっては「上まで回らない」というのが2気筒の印象でした。

しかし、モトグッツィの2気筒は違いました。

 

「あれ?これだけシャリンシャリン回るなら、4気筒要らなくね?」というほど、抵抗が無いのです。

モトグッツィの本領は高速道路ということもあり、首都高速~中央道~圏央道と楽しく走って帰宅しました。

 

後述するLe Mans1000とは異なり、V11はあまり低速トルクは感じません(実際はありますが)。

その意味ではBT1100の太い低速トルクは渋滞路でのノロノロ運転も許容する優しさがありましたが、V11は前傾姿勢もあり渋滞路は非常に苦行となります。

 

実は福田モータースでは同じV11シリーズの中古のバラビオも販売していたのですが、こちらはネイキッドで前傾も緩く乗りやすくなっています。

残念ながら店舗に置いていなかったのですが、おそらく渋滞路にはこちらが向いていたことでしょう。

 

その後はなかなかV11に慣れることが出来ず、インジェクションのギクシャク感もあり苦戦していきます。

それでもモトグッツィの味は独特で「乗りたいな」と思わされます。

 

実はこの頃は体重移動があまり出来ていなかったため、せっかくの性能が生かされていなかったのですね。実は箱根当たりを飛ばすのが得意だったりするのですが、「曲げる」テクニックが不足しているため勿体ない使い方をしていました。

 

 

主に長距離に使っていたこともありV11のアキレス腱でもあるシフトフォークスプリングの破損が気になったこと(このスプリングが折れるとシフトが出来ない)で、乗り換えを考えるようになります。前傾がきつかったこともあり、ハンドルの換装などにも取り組むのですが如何せんサードパーティーからパーツが販売されません。

 

腰の痛みも気になったため、ドゥービルに乗り換えを決意するのです。

こんばんは、グッチスタです。

 

今回は大型二輪の免許を取得して最初に購入したヤマハ BT1100について書いてみたいと思います。

冬場ツーリングでのBT1100

 

大型二輪免許を取得した直後はレンタルバイクで済まそうと思っていたのですが、長らく中型二輪免許で我慢していたこともあって結局購入に踏み切ることになりました。(今思えば、レンタルバイクに乗りまくってそれをブログに書いたら面白かったのですが)

 

当時の自分の選択肢としては

・出来れば二気筒

・ツーリング向け

 

ということで探していたのですが、だんだんどのバイクが良いのか分からなくなってしまっていました。

結局はBT1100に落ち着いたのですが、これがツーリングバイクとしては大変優秀なバイクだったと思います。

 

とにかくエンジンが乗り手に優しいです。燃費も良いために懐にも優しいのですが、低速トルクは私が求めていたものそのものでした。

 

半面、初めての大型バイクとしては「重すぎる」。

重心も比較的高く、気を抜くとぐらっと来ます。シート回りも金属パーツで頑丈に作ってありました。

 

幸い、BT1100では一度も立ちごけをすることはありませんでしたが、強引に扱うのではなく技術で取り回しを出来るようになりました。

サイドバックを購入し、あちらこちらにツーリングに活躍してくれました。

 

結局はモトグッチに乗り換えたためバイク王で売却してしまいましたが、モトグッチに乗った後でBTに乗ると恐ろしいほど乗りやすいことに気付かされました。

 

絶版車になってしまいましたが、大型バイク初心者には向いていたと思います。

 

 

 

こんにちは、グッチスタです。

 

今回はしばらくバイクから離れていた私が再びバイクに乗るきっかけになったアドレス110について書いてみたいと思います。

FZ400を売却してから10年くらいバイクからは離れてしまっていたのですが、仕事の関係で外回りをすることになり久しぶりのバイク復帰として購入したのがアドレス110(2006年ころの話です)になります。

 

113ccとはいえ2ストのエンジンですから、なかなかいい走りをしました。リアキャリアがついており、トップボックスを装着することでシート下の大容量スペースと合わせて、かなりの積載量を誇ります。

 

原付2種という懐に優しいバイクであり、外回りでも、大型バイクの免許を取りに教習所に通う際も大活躍してくれました。

派手さや所有感はないですが、実利を取るのであればリーズナブルなバイクと言えるでしょう。バイクが生活に溶け込んでいる欧州でスクーターが多く走っているのも当然です。

 

最盛期に比べてバイクの販売台数が1割にまで落ち込んでいるバイク業界が、125㏄のバイクの免許を取りやすくして業界を活性化しようと思ったのもうなずけるところです。

 

ただ、やはりスクーターですので、エンジンの美味しいところを欲しい時に引き出せないのがつらいところですね。。きつい坂道などでは車に煽られることもありました。

 

大型バイクの免許を取得したことと、外回りの仕事を辞めることになったため、友人に売却してしまいましたが、一家に一台あると便利な存在だと思います。