投手三冠を獲得した実績を考えれば

間違いないと思ってはいましたが、

パ・リーグにはまえけんを上回る勝ち星

を上げた投手もおり、防御率1点台の

ダルビッシュもいる状況を考えると

間違いないとまでは言い切れませんでした。

無事受賞が決まり安心しました。


セ・リーグからの沢村賞選出は中日の川上以来

で6年振り、広島からの沢村賞は91年の佐々岡

以来なんと19年振りです。ちなみに91年は

広島が最後に優勝した年で、それ以降優勝から

遠ざかっています。Aクラスも97年に3位に

なってから縁遠くなり、その間4位も2回だけ。

勝率が5割を超えたのもわずか1回と低迷が

続いている状況です。


普通これだけ好成績を残した先発投手がいれば

Aクラス争いぐらいには加わってくるものですが、

今年は借金26で5位とまったく上位争いに

絡むことができませんでした。まえけんもいくら

自分が好成績を上げてもチームの優勝に貢献

できないのは忸怩たる思いでしょう。実力のあるうちに

CSや日本シリーズで活躍したい気持ちは強いはず。

となるといずれ広島に見切りをつける日がくることに

なってもおかしくはありません。少なくとも今のまま

では。


残念ながらいまの球団の顔ぶれとシーズンオフからの

動きを見る限り、早急な改善は期待薄と言わざるを

得ません。