長らくブログの更新をしておりませんでしたが、
久しぶりに元?広島ファンとしては避けて通れない
ニュースが2つもありましたので書かせていただきます。

1)津田・北別府氏の野球殿堂入りについて

そもそも野球殿堂の定義・資格があいまいなので
調べてみたところ、財団法人野球体育博物館の
ホームページに下記の記載があります。

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野球殿堂は、日本の野球の発展に大きな貢献した方々の功績を永久に讃え、顕彰するために1959年に創設されました。野球発祥の地である米国では、1939年に野球殿堂が創設され、日本の殿堂の20年先輩になります。「殿堂」とは英語では、”Hall of Fame”といわれ、直訳すると「名誉の殿堂」という意味になります。殿堂入りされた方々の表彰レリーフ(ブロンズ製胸像額)を、野球体育博物館内の殿堂ホールに掲額し、永久にその名誉を讃えます。 野球殿堂入りには競技者表彰と特別表彰があります。

http://www.baseball-museum.or.jp/baseball_hallo/summary/index.html
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詳しくは上記ホームページに説明がありますが、プレーヤー表彰・エキスパート表彰・特別表彰が
あり、今回津田・北別府しが選出されたプレーヤー表彰ではの選考方法は下記のようになっています。

●対象者:現役を引退したプロ野球選手で、引退後5年以上経過した人。その後15年間が選考対象となる。
●選出方法:野球報道に関して15年以上の経験を持つ委員(約300人)が投票。75%以上得票した人が殿堂入りとなる。

殿堂入りの理由となる「日本の野球の発展に大きな貢献」というくだりがあいまいなのですが、北別府市の場合は「記録面」での評価、津田氏に関しては「記憶面」での評価ということになるのでしょうか。広島ファンの私としては両者、特に津田氏の選出は本当に嬉しい限りなのですが、公平な目で考えると次点で落選したらしいブーマー氏やまだ選ばれていないバース氏など、津田氏以上にもっと「殿堂」にふさわしい候補がいたような気がしないでもないです。結局記者の主観で選ぶ定義のあいまいな賞だからこういう変な気持ちになってしまうのでしょう。もちろん先ほど申し上げたように津田氏にスポットがあたりニュースで取り上げられることは本当に嬉しいし、奥さんや息子さんもとても喜んでいると思うのですが、記憶に残る名選手には別の表彰枠を設けたほうが誰もが納得して祝福できる形になってよかったのではと思っています。

以上は殿堂制度に関しての疑問ですが、それはそれとして津田さんのご家族、古葉氏、選手時代からの友人だった森脇氏(オリックスコーチ)などのコメントを見ると、あらためて津田さんは誰もが好きになる本当に素晴らしい選手であり人物だったんだなということを実感させられます。最後にもう一度だけプロ野球のマウンドに立たせたかった。最終登板となった巨人戦の無念の降板を目の当たりにした者(テレビ中継でですが)としてはそういった思いをいまでも拭い去ることができません。


2)黒田投手のヤンキース入団について

正直な話、現段階での広島復帰だけはやめて欲しいと思っていました。日本ではなし得なかった
栄冠=優勝を勝ち取ってから堂々と凱旋帰国してもらいたいというのが私の願いです。ドジャース
でも打線の援護に恵まれずなかなか勝ち星が伸ばせませんでしたが、ヤンキースの強力打線で
どれだけの成績を残せるか、もちろんかなり勝てるだろうと期待しているのですが、こんな凄い
選手が広島のエースだったんだよと胸を張って言いたい。そんな気持ちで今年はヤンキースの黒田を
応援していきます。

昨日の巨人戦で広島は痛すぎる敗戦。
これで借金は5、3位とのゲーム差も3.5
となり、残りの試合数が30ぐらいしかない
ことを考えるとCS進出はほぼ絶望といって
よいでしょう。直前の阪神との対戦で
3連敗してしまったのが非常に痛く、今回の
巨人との3連戦で全勝する以外に活路は
ありませんでした。初戦を取ったので
2戦目もいけるかと思ったのですが、昨日の
試合は今年の広島を象徴するような惨めな
結果となりました。

まえけんはラミレスに打たれたソロアーチ
1点だけに抑えたのに、打線は二桁安打で
14残塁の無得点でまたもや苦手の西村を
攻略できず、相手の阿部に「奇跡的な勝利」
と言わせてしまう始末。

まだ残り試合はありますが、貧打線と迷采配が
今から解消されるとも思えないので、余程の
ことが無い限り、今年はもう無理であろうと
思います。残り試合は広島以外では一番好感を
持っているツバメでも応援しようかなと
考えています。なんといってもこのチームは
監督が素晴らしいですから、こういう日が当た
らない人に美酒を味あわせてあげたいような気が
します。


今日の広島ー巨人戦、久々に試合開始から
テレビ中継を見ることができました。

初回、広島は苦手としている東野の乱れに
よって1点を先取、尚も2死満塁のチャンスで
一気に攻略できそうだったのですが、石原が
凡退し絶好機を逃しました。その後マエケンの
好投で1対0のまま試合は6回まで進み、2アウト
一二塁でまたもや打順は石原、案の定セカンド
フライでチャンスを潰してしまいました。

どう贔屓目に見ても石原では打てないだろうな
というのはテレビを見ているだけの私のような
素人でもわかること。石原は打率2割でチャンス
にも弱い。低打率でもここぞという時に活躍する
中日の谷繁のような勝負強さはまったくありません。
なぜかマエケンのときは捕手は石原と監督は決めて
いるようですが、なぜ倉ではだめなのでしょうか。
石原よりは倉のほうがよいバッティングをしており、
リードも悪くないのになぜ石原にこだわるのか、
不思議としかいいようがありません。


そして7回の表に巨人に同点にされると、その裏の
広島の攻撃ノーアウト1塁の場面でマエケンに代打を
送りました。マエケンはここまで118球を
投げていましたが、今日勝てば5割復帰で相手は
憎き巨人、しかもホームゲームという状況を
考えればエースのマエケンをあっさり下げて
しまう采配には疑問を感じざるを得ませんでした。

1対1のまま8回の巨人の攻撃、2アウト3塁の場面で
投手は今村、打者は長野という場面でベンチから大野
コーチがマウンドに向かいました。今村は先日の巨人戦で
長野の顔面にデッドボールを投げて退場、長野は病院送り
となった因縁があります。まして長野は現在首位打者で、
次のバッターは非力な鈴木ということを考えれば
当然敬遠を指示と思いきや、なんとびっくり、外角ストレート
を2球続け、狙い撃ちの決勝スリーベースを浴びてしまい、
事実上ジエンドです。

振り返ると7回の表の巨人の攻撃で2アウト3塁という場面、
次打者が投手にも関わらず、ベンチは敬遠の指示を送りません
でした。結果的にはアウトでしたがこれこそ結果オーライと
いうべきであり、8回の不可解采配の伏線とも言うべきで
しょう。

しかし、エースを立てて絶対に落とせない1戦だったにも
関わらずこの不可解采配、巨人から金をもらってわざと
負けているのではないかと思いたくもなります。
これで対戦成績は5勝11敗となりましたが、互角に戦って
いれば余裕で2位にいられたのですから、なんとも
歯がゆいというか本当に腹が立ちます。