イノベーションを実現させるマインドセットとは | IT企業のPR

イノベーションを実現させるマインドセットとは

PR業界ではこれまでのメディアリレーションを中心としたやり方にとらわれずに、多様化する人々のコミュニケーション手段を考慮したサービスを提供する業態にイノベートしていくことが求められています。なんでもそうだと思いますが、これまで慣れ親しんだものから、新しいものに挑戦していくのは勇気がいることですし、失敗のリスクも大きくなると思いますが、時代が変わっているのに、それにあわせて変化していかないと、突然終わりを迎えることになってしまうことは、いくつかの企業の事例が証明しています。

イノベートしていくには、失敗を恐れずに挑戦していくマインドセットや自分の殻をやぶることが大事だとよく言われていますが、自分もそうですがやっぱり失敗したくないし、人前で恥をかくことは基本的にしたくないという考えがどちらかというと多いほうだと思います。しかし、テスラのイーロン・マスクのように大きなイノベーションを実現している人たちは、何度失敗し続けてもあきらめずにやり続ける人たちであることは間違いないと思います。こうしたイノベーションを実現する人たちのマインドセットはどうなっているのだろうと思っていたら非常に興味深い記事にであいました。

この記事の中で、私たちがもっているマインドセットの特徴を大きく二つにわけると、「fixed mindset」(凝り固まったマインドセット)と「growth mindset」(成長マインドセット)になると説明しています。「fixed mindset」の特徴をもつ人は、その名の通り、自身の知性や性格、創造性が凝り固まったもの、変えられないものと考える傾向がある人たちで、そうした人たちが常に気にするのは、自分がとにかく失敗しないこと、他人からスマートだと思われること、今の自分が優秀であることを常に周りに証明することだそうです。つまり、常に周りの人からの承認を求める生き方です。その一方で、「growth mindset」の特徴をもつ人たちは、失敗を自分の知性の低さの証明と捉えずに、これまでの自分の能力をより伸ばすことができる成長の機会として捉えます。「growth mindset」の人たちは、努力や経験によって自分の能力を伸ばせるという信念をもっていて、あきらめずに挑戦し続けていけば何かを実現できると信じているそうです。つまり新しい学びを求める生き方です。


これは20年間に及ぶ調査で判明した特徴だそうで、子供時代の初期の段階からこうした特徴が見られるそうです。そのマインドセットはその後の人生の生き方やその人の幸福感に大きな影響を与えるそうです。感覚的ですが、日本の教育は、「fixed mindset」の傾向が強い人たちを結果的に多く生み出しているような気がします。失敗を恐れずに挑戦していく「growth mindset」に自分のギアをかえていくことが、職場や社会でイノベーションを実現していくために必要だと思いますので、その辺を意識して自分の殻をやぶることに挑戦していきたいと決意しています。