広報で大切なストーリーとは何かについて考えてみる | IT企業のPR

広報で大切なストーリーとは何かについて考えてみる

日々の広報業務を行うなかで、最近特に大事だと感じるスキルの一つが、ストーリーを生み出す力です。ストーリーの大切さについては、これまで何度かこのブログでも取り上げてきましたように、たくさんの情報が溢れる中で、人々の関心を惹いて説得させるにはストーリーの要素がないと非常に難しいと思います。

以前読んだ「全脳思考」という本の中で、「知識社会において、成長企業がトップシークレットにすべきものがあるとすれば、そのひとつは物語(ストーリー)のパターンだろう。なぜならば、顧客は、自分の内面に流れる物語と企業が描く物語が共鳴したときに、企業の物語の中へ引き込まれていくからである。」、「企業の物語に引き込まれた者は、あなたの商品を消費するだけではなく、あなたの商品の伝道師になっていく」と、ストーリーの大切さについて述べています。

つい先日も起業家、メディア専門家であるヴィクター・ダラン(Victor D’allant)氏のミートアップに参加したときにも、ヴィクター・ダラン氏が強調していたのはストーリーの大切さでした。「情報」は単なる事実を伝えるだけですが、「ストーリー」は人々の感情に訴えかけ行動を起こさせると言われていました。

このようにストーリーの大切さは分かるのですが、では具体的にストーリーって何?と言われると、それを定義することが非常に難しいです。ヴィクター・ダラン氏のお話や、その他ストーリーの専門家の話を聞く限り、ストーリーは単なる事実の羅列ではなく、人間の感情や喜怒哀楽と深く関連しているように思えます。人間も会社も順調な時もあれば、試練の時もあると思いますし、得意なことや苦手なこともあると思います。そういった真実の姿を事実を踏まえながら自分なりの解釈で嘘偽りなくさらけだすことがストーリーになるのかなと思います。

ストーリーの専門家であるロバート・マッキー(Robert McKee)は、以下のビデオの中で、ビジネスのあらゆる局面で私達が行っていることは、上司の説得であったり、お客様が製品を買ってくれるような説得であったり、「人々を説得する」ことが主要な仕事であるとして、3つの説得方法を述べています。その3つの中で最も効果的な説得方法として、ストーリーによる説得を述べています。その理由として、ストーリーは、単なるポジティブな話だけではなく、挫折や障害などのネガティブな話などもさらけだすため、聞いている方は、この人もしくは会社は嘘をついていないと考え、結果として信頼してくれるようになると述べています。



ストーリーについてはもっともっと研究していきたいと思います。