米HSBCの取り組みから見るブランドジャーナリズムの事例 | IT企業のPR

米HSBCの取り組みから見るブランドジャーナリズムの事例

David Meerman Scottのブログで、世界規模で展開している銀行・金融サービス会社の米HSBCが取り組みを始めたブランドジャーナリズムの事例が紹介されていました。ブランドジャーナリズムとは、企業自らがメディアのような役割を持って、読者の立場にたった価値のあるコンテンツを発信していく取り組みを言います。

つい先月、米HSBCでは、海外市場へのビジネス展開を検討している米国企業を対象にして、海外でのビジネス慣習や海外展開で気をつけなければいけない点など、海外市場でのビジネス展開に関して専門的な知見や情報を提供する英語サイト「BUSINESS without BORDERS」をたちあげました。コンテンツをみると分かる通り、まさにブランドジャーナリズムを実践するサイトです。そのサイトのタイトルを訳したとしたら「国境なきビジネス」であり、そのネーミングでこのサイトがどんな情報を提供することに主眼を置いているか分かります。

このサイトでは登録なしで見られるコンテンツと、登録して見れるようになるコンテンツがあり、実際にいくつかコンテンツを見てみましたが、海外市場の専門家による知見や、最新のリサーチ情報など、まさに海外市場でのビジネス展開を検討している企業が必要とするであろうコンテンツをふんだんに提供しています。それらのコンテンツの中では、HSBCの自社サービスについては、ほとんど触れられていなくて、あくまでも企業の海外展開で役立つ情報を首尾一貫して提供していました。例えば、SASのCEOのビデオインタビューが紹介されていましたが、その中では、SASがこれまでどのようにして海外展開を行ってきたのが、スタートアップ企業はどんなどころに気をつけてビジネス展開を拡大していったらいいのかなどの体験が語られていました。

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もし、私が海外市場への展開を考えている立場だとしたら、このサイトのコンテンツをみる限り、HSBCが提供するサービスを知らなくても、これほど企業の海外展開の知見をふんだんに提供していれば、HSBCは海外展開のエキスパートであるという信頼をすることができ、ここに相談してみようという気になると思います。頭ごなしに自社のことを語るのではなく、相手が必要としているであろう情報を相手の立場にたって提供していくブランドジャーナリズムがますます注目されていくと思います。