IT企業の製品やサービスの広報で考慮する10の要素 | IT企業のPR

IT企業の製品やサービスの広報で考慮する10の要素

IT企業の製品やサービスの広報をする際に考慮する必要がある10の要素について、あくまでも個人的な意見ですが考えてみました。

まず1点目が、「利用シーン」です。製品やサービスがどのような利用シーンで効果を発揮するかということです。製品やサービスの機能を延々と説明しても、それらの機能がどのような課題を解決してくれるのか分からないので、実際にどのような利用シーンで役に立つものなのか説明することが大切です。

2点目は、「従来の方法に代わる新しい方法」です。新しい製品やサービスを使うことで、従来からある方法がより効率的にできるとか、便利になるといった話は、既存の方法に新たな選択肢を与えるものとして注目されます。

3点目は、「製品・サービス開発の秘話や背景」です。ある製品やサービスが開発された背景には何らかのドラマがあるはずです。どのような理由やきっかけで開発されたのか、開発する中でどのような苦労や困難があったのかといった話は人間味があり関心をひきます。

4点目は、「技術力の信頼性」です。導入された技術が信頼できるものなのか、何かの理論に基づいたものなのか、権威のある研究機関や大学で研究されてきたものなのか、業界標準に基づいたものなのかといった点です。

5点目は、「差別化」です。競合製品・サービスと何が具体的に違うのか、競合にできなくて自社ができることは何かといった差別化を明確に主張することが大切です。

6点目は、「ユーザー数やサービス利用の統計データ」です。単に言葉だけでユーザー数やサービスの需要が伸びていますというのではなく、ユーザー数やサービス利用が伸びている統計データを用意することで説得力が高まります。

7点目は、「市場動向」です。製品やサービスの市場において、どのような業界キーワードや市場動向が話題になっているか、その市場の中でどのようなプレーヤーがいるのか、業界キーワードに対して自社の製品・サービスがどのような役割を担っているのかなど市場のトレンドを中心としたソートリーダーシップ的なネタが好まれます。

8点目は、「販売戦略」です。日本市場においてどのように製品・サービスを販売していくのか説明することが大切です。どのような販売体制なのか、どのような販売代理店がパートナーとしているのか、どのような販売施策を考えているのかなどの説明が求められます。価格については、状況によっては明確に伝えられない場合もあると思いますが、最小価格や店頭予想価格などできる限り伝えることが好ましいです。

9点目は、「製品写真・スクリーンショット」です。製品・サービスを発表する際に、様々な角度から撮影した製品写真や代表的な機能画面のスクリーンショットのJPEGデータを用意することが大切です。あたり前のことですが、意外とこの準備ができていないケースがあります。

10点目は、「ユーザーの声の分析」です。製品・サービスを開発した企業が思いもよらなかった使い方をユーザーがしている場合があるので、ソーシャルメディアのツールなどを活用して、ユーザーの声を集め、新たな使い方につなげるヒントがないかどうか分析し続けることが大切だと思います。

以上、無理矢理感もありますが、個人的に大切だと思う10の要素をとりあげてみました。みなさんはどんな要素が大切だと思われますか。