ソーシャルメディアマーケティングの利用動向レポート | IT企業のPR

ソーシャルメディアマーケティングの利用動向レポート

マーケターがソーシャルメディアをどのように使っているかを調査したレポート「Social Media Marketing Industry Report 」が公開されました。ホワイトペーパーの専門家として知られるMichael Stelznerが調査を行い、880名のマーケターからの回答をベースに興味深いリサーチ結果を報告しています。回答者の70%は中小企業の経営者もしくは個人事業主で、27%が企業で働く従業員でした。


このリサーチ結果で個人的に興味深かったのは、「ソーシャルメディアを使ったマーケティングでどのような恩恵を受けたか」という質問に対する回答です。数年間ソーシャルメディアを活用している回答者のうち、61.62%が事業での取引をまとめるうえでソーシャルメディアが役立ったと回答しています。また、たった数ヶ月間しかソーシャルメディアを活用していないマーケターでも、61.83%がソーシャルメディアの活用によって新たなビジネス上のパートナーを得ることができたと報告しています。さらに数ヶ月しかソーシャルメディアを活用していないマーケターもしくは週に6時間程度ぐらいしかソーシャルメディア活動に時間を費やしていないマーケターであっても、その半数以上が、ソーシャルメディアを活用することで新規ビジネスのリードを得ることができたと回答しています。


もう一つ興味深かったのは、「マーケターがどのようなソーシャルメディアツールを活用しているか」に対する回答です。ソーシャルメディアの経験年数の違いによってツールの順位が微妙に変わりますが、トップ4に入っているツールは、「Twitter」、「ブログ」、「LinkedIn」、「Facebook」でした。数年間ソーシャルメディアを使っているマーケターの94%がTwitterを使い、90%がブログを活用しているそうです。Twitterがマーケターの経験年数を問わず最も多く使われているツールであることも判明しました。


また、週に1~5時間ソーシャルメディアに費やすマーケターと、週に20時間以上費やすマーケターで、使うツールを比較した場合の結果を以下のチャートが表わしています。

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ここで興味深いのは、20時間以上費やしているマーケターの61%が、ソーシャルブックマーキングサイトを活用しているという結果です。


回答者の属性から判断して、今回のリサーチ結果はどちらかというと個人で事業を展開しているマーケターの利用動向をあらわしていると思われますが、ソーシャルメディアを活用すればするほど個人の事業などをエンパワーする力がソーシャルメディアにあることを証明しています。