期待はいつか、リアルになるNo,26 | TVXQ蘭珠館…その扉を開けたなら…

TVXQ蘭珠館…その扉を開けたなら…

さあ愛でなさい。
ホミン信者の思いをギュッと詰め込んだ館です。

『お楽しみはこれから』


このお話はフィクションです。





 


「チャンミン…お前の目って、こんなにまつ毛が長くて綺麗だったか?」

僕が超真面目に戦略を語っている傍らで、ヒョンが話の腰を折る質問をする。
しかもソファーにもたれた後頭部は、僕に向かって傾いている。

そのポヤンとした瞳は何だ!?


 


「えぇ!!ヒョンが10年も気づかなかっただけで、
僕の目はずっとこんなでした!
何ならこの少女時代並みの脚線美もお見せしましょうか!?」

「それは知ってるから、見なくていい。」

僕はあまりに集中力のないヒョンに向かって、
体温で温まったクッションを投げつけた。

Bom!!

顔面を直撃したクッションが床に転がり落ちても、
ヒョンの反撃スイッチは入る気配もなく、
むしろ『お楽しみタイム』を確信したように、ますます首をかしげて見せた。


やり難い…実にやり難い…

別居と言うキーワードは、どうして人をこんなに惹きつけるのか…
当たり前に過ぎていた時間を、特別のものに変える魔力を持っている。


「もう…話し合いが必要なければ、さっさと休んでください!
朝6時には迎えが来るんでしょ?」

僕は何とか気恥ずかしさを悟られぬように、
グダグダなヒョンを顎で指図する。

「ヤダよ…もっとこうしていたい。」

「何の為にですか!?」

ついつい大きくなる声に、僕自身が驚いた。
普段は…つまりこれまでは会話も生活の一部で、
何を言ったかなんていちいち記憶する必要がなかったから、
生まれては消える言葉に、執着がなかった。

でも今は、ヒョンの眼差しも僕の挙動不審も、全部おかしい。

おかしいが…愛しい…


「なぁチャンミン、ゼブラとダルメシアン、どっちがいい??」

「は??」

ヒョンの意味不明な発言が、もはや心地良くなった僕は、
テーブルに計画書を放り投げて、ヒョンと正面から向き合った。

「今度は何です?心理テストですか?」

「あのね!…(笑)」

そう言ってソファーからパッと身をひるがえし、
あっという間に部屋へと消えたかと思ったら、笑いと共に帰って来た。


「これ、今夜どっちか着ろよ。どっちにする??」

それは日本のファンから届いたであろう、フリース素材の部屋着だった。


「は??いいですよ。ヒョンに贈られたプレゼントでしょ。」


「二人で着たら面白いだろ!どっちがいい?」

ヒョンは半ば強引にダルメシアン柄を僕に差し出し、
自分はゼブラ柄のパンツに着替え始めた。

その隣で渋々僕も着替えるが、
思ったよりパンツの丈が短かった事が、笑いのツボを刺激した。


「何か情けないかっこうですね(笑)目がチカチカする!」


「俺もどうしてなかなか、ヤンキーの兄ちゃんみたいだ(笑)」

上着に袖を通し全身が完成すると、それは更に強烈さを増し、
僕達の笑いは写メに飛び火した。

上半身のみ着用は、女の子を気取ってセクシーに、
パンツのみの着用は、武道家を装って、
そして全身アニマルに身を包んだ姿は、
撮影で慣れ親しんだじゃれ合い2shot。

もう午前1時を回ったと言うのに、僕達は何をやってるんだろう…

でも僕はこんなに笑ったヒョンを、ここしばらく見た記憶がない。

本当に楽しんでいるのがひしひしと伝わって、
僕はなかなか「お休み」が言えなかった。


「チャンミン、お楽しみはこれからだぞ。」

「え…?」


ヒョンの悪戯な目がキラリと光った。




…続く




画像はお借りしました。ありがとうございます。


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