猫ボランティアさんに学んだこと | 小さな会社がメディアに取り上げられるためのPRのヒント

小さな会社がメディアに取り上げられるためのPRのヒント

高い広告費をかけずに知恵をかけ、少ない費用で最大限のメディア露出。
小さな会社や個人事業主こそ活用してほしいPRの基本を、こっそりお教えしちゃいます。

こんにちは!
PRコンサルタントの武井由美子です。


8月前半は猛暑日が続き、
ちょっと外出するのも躊躇してしまうほどでしたが、
だいぶ過ごしやすくなりホッとしています。


暑い日が続くと外で暮らす猫たちは大丈夫かしら?
と心配になるんですよね。


といっても、
心配するだけで他に何ができるわけでもないんだけど・・・。


と思っていたら、
先日、北区の猫ボランティア「チームまちねこ」
の鬼久保さんと小西さんから、
今後、地域猫活動の啓発やPR活動を積極的に行っていきたい
との連絡があり、お話を伺ってきました。



||「なんとかしてくれ」は、なんともならない

「チームまちねこ」は、
「地域猫」の取り組みを裏方からバックアップしたり、
飼い主のいない猫を新しく増やさないために、
譲渡会開催や飼養相談の活動をしている団体です。


ちなみに、こういったボランティア活動に対する
行政からの補助金などはなく、「チームまちねこ」をはじめ、
ほとんどのボランティアさんは手弁当で活動しているって
ご存知でしたか?


恥ずかしながら、
私はその辺のことをよく知りませんでした・・・
というか考えたこともなかったなぁ(汗)


寄付金を募って活動費に充てている団体や、
猫シェルターを持っている団体もありますが、
それはほんの一部。


保護猫を預かれば、
里親さんが見つかるまでの病院代も餌代も、
全部ボランティアさん個人の負担になるそう。


だから「猫をなんとかしてくれ」と言われても
なかなかできない。


もちろん、保護の仕方や里親の探し方は教えるし、
協力もするけれど、「自分は何もできないから、
代わりになんとかしてくれ」という要望には
応えられないんですね。


でも、「猫ボランティアなんだからしてくれて当然」という人、
「引き取らないなら保健所に持ち込む」などと逆ギレする人、
「なにもしてくれない」と怒り出す人がとっても多くて、
そのたびに悲しい思いをされているんだとか。


当然、「辛い、辞めたいと思うことはしょっちゅう」あるそう。
自分の飼い猫だけを可愛がっていられたらいいのにと言いつつも、
彼らが頑張っているのは「飼い主のいない猫をゼロにしたい」
という強い想いがあるから。
本当に頭が下がります。



||自分にできる支援のカタチ

彼らを頼って連絡してくる人たちは、
そもそも猫ボランティアが何をする人たちなのかを知らないから、
この人たちに頼めばきっとなんとかしてくれるはず
と考えてしまうんだと思います。


そんな行き違いを防ぐためには、
・サイトやブログで「できること・できないこと」を明記する
・新聞やテレビなどのメディアを活用して正しい情報を発信する

ことが大切です。


だからこそ、
「地域猫活動の啓発やPR活動を積極的に行っていきたい」という、
「チームまちねこ」さんの決断は大歓迎。


私も出来る限りサポートしていきたいと思っています。