こんにちは。巷では今日、節分らしいですね。節分といえばいつの頃からかどういうわけか恵方巻が定番食品となりました。冬の肉まん(豚まん?)、夏のガリガリ君みたいなことでしょうか。近所のスーパーでも恵方巻カーニバル一色です(様子を実際に見たわけではありませんが)。販売価格を知って腰を抜かしました。(高いものでは)一本1800円です!僕のスマホにかかる一か月あたりの基本料金が税抜き980円ですから、この一本1800円の猛烈価格で販売される恵方巻は、今月のスマホ価格よりも高額商品ということになります(何かが違う)。この恵方巻を半分にして販売しているものもあって、お値段900円です(÷2でも1000円に迫ります…。なんだか貧乏自慢をしているようですが庶民はだいたい似たり寄ったりの感想を持っているのではないでしょうか…!?もっとも、僕は<庶民>の中でも「下の下」の部類なわけですが…汗。食べられる方は大いに食べていただいてよろしいかと思います…。楽しそうですし…羨)。ただ、僕の頭は恵方巻現象もどこ吹く風、昨日から、いぬと画像のことを考えていました(ナンデ?)。そうして、このいぬ画像をアップしてみようと思いました。冷蔵庫内ソースに貼りついていた、いぬです。商標権・著作権(?)等々の問題に触れるようでしたらすぐに削除します。いぬは去ります。(※なお、こちらのいぬ様画像はブルドッグソース株式会社様販売商品より借用させていただきましたm(__)m)

 

むかしむかしのそのむかしに飼っていた(「飼う」という言い方が適切なものなのかわかりませんが慣例にならって今日は「飼う」を使います)いぬも去っていってしまいました。柴犬の雑種でその名を『ベル』と言いました。名前の由来は忘れました。ベルボトムとかベルーナとか緊急ベルなど、物や人や団体の名前からその一部を拝借して命名したということではなかったと思います。

 

もう45年も前のことになりましょうか、ご近所さんにいぬを飼われている家がありました。ある日のことです。いつものようにその家の前を通っていると「ニャー!ニャー!」と何かを訴えかけるような叫び声が聞えてくるではありませんか。この家にいるのは、いぬだったはず…。声のする方に目を向けてみるとそこにいたのはナント!生まれたばかりのいぬでした。5匹くらいはいたはずです。いぬ(小)いぬ(小)いぬ(小)いぬ(小)いぬ(小)。この日から僕のこころに「いぬを飼いたい!」願望がメラメラと芽生え始めました(小さな野心)。

 

それから数日後、いぬのことを母親に話すと「じゃあ、もらってきてあげる」との返事。念願かなって『ベル』は家族の一員となりました。求めよ、さらば与えられん、といったところでしょうか。ベルは甘えん坊で人懐こく、毎日のように散歩を家の者にせがみました。「わん!わん!散歩の時間だわん!」と急かします。そのくせ、少し走るとすぐに息切れしてしまう乏しい気力・体力の持ち主でした。僕に似たのでしょうか?しかし、食事中は普段の様子からは打って変って強い意志を見せます。食事中に僕がベルの体をくすぐったりしてちょっかいを出すと普段の穏やかな性格はどこへやら、人が変わったように(または、いぬが変わったように)鋭い目つきをして「うーーー!うーーー!(#-ω-)怒」と唸り威嚇します(^^;)自分の獲物(?)を横取りされないようにするために、先天的に備わっている攻撃本能の類いでしょうか(!?)。人間界でも昔から、食べ物の恨みは怖いと言いますね…(^^;)皿に残った最後の一個を食べるには思い切りが必要です!?(^^;)

 

――長い月日が流れ、大親友だったベルにも老いの兆候が現れ始めました。食欲が減退し走ることもできなくなり一日中寝ていることが多くなりました。いまでこそ<動物病院>は当たり前のようにそこかしこに見つけることができますが当時は<老衰>とはこういうものなのか、といった無知な共通認識(?)が常識としてありまして(?)、当然僕も病院に連れていって診察を受けさせるという発想をひねり出すことはできませんでした。当時は昭和の時代です。増してやこの世に出て来てまだ十数年ホヤホヤの少年(←僕のことです)には無理な取り組みでした。

 

ある晴れた日の午後、いつものようにベルと遊ぼうと、いぬ小屋(当時は家の外に「いぬ小屋」を設置して飼うというスタイルが当たり前でした…!?しかし、僕が知らなかっただけで、もしかすると、この当時から室内で暮らしていたいぬもいたかも知れません!?いわゆる<座敷いぬ>ですか…)を伺ってみると、パトラッシュのように(僕は利発なネロとは似ても似つかないトンチキでしたし、ベルもパトラッシュのような美しい最期ではありませんでしたが…)この家に来てくれたときと同じ顔をして宇宙のどこかに旅立ったベルがいました(涙)。ベルには54歳(無職)になったいまでも本当に悪いことをしてしまったと申し訳ない気持ちでいっぱいです。後悔しています…。あの時、適切な処置をしていれば…。後悔だらけの人生ですが、ベルの発信する無言のSOSに気づいてあげられず何の手当もせず、ただただ放置するばかりにしてしまったことは自分史上後悔ランキングワースト10に入る痛恨事です(-_-;)許してベルよ、やすらかに…☆彡この先も宇宙のどこかから見守っていてください(無職だけど)。ありがとうございますm(__)m