「よし。山の上にある神社だ。」
「竜王山に行くぞ。」
そう言ってばんしは車に向かって歩き出した。
神様が留守の神社を出た。
そこから自分が運転して
30分位で竜王山の頂上に到着した。
子供の頃、遠足に来た時は
とんでもない上り坂で、まるでケモノ道だった。
今では
神社の鳥居の近くまで舗装道路が整備されて
短時間で到着できるように変わっていたのは、ちょつと複雑な心境だった。
車は鳥居の付近に駐車して
歩いて神社まで登る。
200メートル位の
結構な上り坂が続く、ばんしと一緒に
息をはずませながら
わくわくして登った。
次の鳥居が現れた
その鳥居から20メートル位の石段があり
正面に拝殿が現れる。
一礼して階段を登り、二人で拝殿の前に立った。
ばんしは、目を閉じ
どっしりと立ったまま、両手は握りこぶしを作って微動だにしなかった。
数分が過ぎると
両手で合掌をされて、おじぎをされた。
自分も同じようにした。
神社のまわ地には小さなほこらがいくつもあった。
左側から、時計のまわる方向に
一つ一つ挨拶をして歩いた。
「うん。ここに、ちゃんと神様はおられる!
下の谷などには、いくら人間がお願いしても
行かれるはずはない!
確かに神はここに静まっておられる」
つぶやくように、ばんしが歩いていた時
急に足を止めて、動かなくなった。
険しい顔になって、後ろにもどってから別の所を
歩いて行かれた。
一周回る途中の場所だった。
最後に拝殿の前で
ばんしは、大きな声で
「竜王山 事代主の神!」
「日の神の名代(みょうだい)、、本日ここに礼をつくさせていただきまする。」
と宣言されるような、大きな声で挨拶をされた。
おじぎをして、神社を後にした。
持って行ったお酒と、お米と、おにぎり、それにおさい銭を
それぞれにお供えし、挨拶して帰った。
帰りの車の中で
「あの神社はきちっとお祭りされている、神様が鎮座されている」
「確かに神はおられる。勢力の強い、力の有る神だよ。」
「もしかしたら、九州、中国地方、あるいわ四国の一部
山陰はもちろんだが、関西あたりまで影響を及ぼす勢力だった
かもしれないな?」
「えー。神様は世界で一つとか
そういう存在ではないのですか??
神様に担当する土地が
あるのですか??」
ばんしは、自分が口に出したことは、本当に実行する人でした。
たとえその相手が、自分より目下の者であったとしても。
いつかは、わたしが竜王山に足を運ぶと言ってくれた。
山の神社に連れて行ってもらい、運を付けてやるからと
トイレ掃除も手伝った。
山からの帰り道は
ばんしの運転する猛スピードの自家用車の横で、
恐怖感に襲われながら
ばんしの自宅に連れて帰ってもらってから
数ヵ月が過ぎていました。
今度
「私がお前の所に行くよ。」と電話の中で言ってくれたのだ。
そのことを実家の両親に話すと
「そのような、なんでもわかる偉い方がお越しになって下さるのは
ありがたいが
私達は、どう対応していいかわからない。」
と緊張していた。
「いいよ。神様がどのようにお祭りされているかを、龍王山に足を運び
氏神様も
確かめて下さるだけだから。」
と言ったが
両親は、緊張しながら
食事はどんな物がいいかなとか
何を話せばいいかなとか、私たちが心を読まれるのかな?
服装はどんな物が失礼にならないかなとか
舞い上がっていました。
そして、ついにばんしは
自家用車を飛ばして
我が家に来てくれたのでした。
まずは自分の車で、ばんしを乗せ
氏神様の神社を案内しました。
子供の頃、秋まつりでは相撲をとったり、
正月には初詣に行っている神社でした。
境内に入って本殿から
ぐるっと一周回って、ばんしが言葉を発した。
「この神社の神様は、留守だ。」
「ここは、空き家だ。」
「えー、神様がいないんですか???」
「ここは、空き家だ。この場所に神さんは
おられない。」
ばんしは、そう言い切ったのです。
ショックー。
たとえその相手が、自分より目下の者であったとしても。
いつかは、わたしが竜王山に足を運ぶと言ってくれた。
山の神社に連れて行ってもらい、運を付けてやるからと
トイレ掃除も手伝った。
山からの帰り道は
ばんしの運転する猛スピードの自家用車の横で、
恐怖感に襲われながら
ばんしの自宅に連れて帰ってもらってから
数ヵ月が過ぎていました。
今度
「私がお前の所に行くよ。」と電話の中で言ってくれたのだ。
そのことを実家の両親に話すと
「そのような、なんでもわかる偉い方がお越しになって下さるのは
ありがたいが
私達は、どう対応していいかわからない。」
と緊張していた。
「いいよ。神様がどのようにお祭りされているかを、龍王山に足を運び
氏神様も
確かめて下さるだけだから。」
と言ったが
両親は、緊張しながら
食事はどんな物がいいかなとか
何を話せばいいかなとか、私たちが心を読まれるのかな?
服装はどんな物が失礼にならないかなとか
舞い上がっていました。
そして、ついにばんしは
自家用車を飛ばして
我が家に来てくれたのでした。
まずは自分の車で、ばんしを乗せ
氏神様の神社を案内しました。
子供の頃、秋まつりでは相撲をとったり、
正月には初詣に行っている神社でした。
境内に入って本殿から
ぐるっと一周回って、ばんしが言葉を発した。
「この神社の神様は、留守だ。」
「ここは、空き家だ。」
「えー、神様がいないんですか???」
「ここは、空き家だ。この場所に神さんは
おられない。」
ばんしは、そう言い切ったのです。
ショックー。
自分が図書館で、龍の文字が付く山の山頂の
神社の歴史を調べた頃だった。
おじいさんが、まだ元気だった頃こんなことを言っていた。
「龍王山の神様は大変きつい神様なのだ、力が強すぎて
普通の者が神社の正面からご神体をおがむと
あまりに神の力が強すぎて物事が悪い方に向いたりする事がある。
だから、
背おがみと言って、神社の裏に回って、ご神体を
裏側から拝むのだ。
個々の個人的なお願い事などは裏側からするのだと。
そしてこの神社が出来るまでには歴史があり、
この地域で有名だった占い師に、神社の関係者が
この神様に静まっていただくにはどうすればいいのかと
占い師に聞きに行ったら
7つの谷があって、7つの石の多い、やせた土地がある場所に
神社を作ることだと。
そういう地形の場所に移転すると
きつい神様はおとなしい神様に変わってもらえる。
そういう占い師の話を聞き、
ご神体は現在この
7つの谷がある石の多い、やせた土地でお祭りしているのだ。」
こんな話をおじいさんの話を思い出した。
しかも、我が家の氏神様は
その7つの谷にお祭りされている神社だったのだ。
子供の頃、秋の神社のお祭りには、そこで
すもうをとったりしていた。
これは、ばんしに
言っておかなければと思って早速電話で話した。
「なに。神様を山頂から谷に降ろした!!
神社を山頂から下に降ろしたのか!!
それは、駄目だ。
とんでもないことだ。無礼な話だ。
神様でも、お墓でも
低い地形から高い地形の場所に移転して、お祭りするのは良い。
しかし、下げるのは非常に無礼なことなのだ。
神は承知されないと思う。」
「過去の人々はバカなことをしてしまったな。、占い師の話を聞くからだ・・・・」
そう最後につぶやくように言われた。
「今度機会を作って、私がその神社を見に行くよ。」
「必ず、見に行ってやる」
神社の歴史を調べた頃だった。
おじいさんが、まだ元気だった頃こんなことを言っていた。
「龍王山の神様は大変きつい神様なのだ、力が強すぎて
普通の者が神社の正面からご神体をおがむと
あまりに神の力が強すぎて物事が悪い方に向いたりする事がある。
だから、
背おがみと言って、神社の裏に回って、ご神体を
裏側から拝むのだ。
個々の個人的なお願い事などは裏側からするのだと。
そしてこの神社が出来るまでには歴史があり、
この地域で有名だった占い師に、神社の関係者が
この神様に静まっていただくにはどうすればいいのかと
占い師に聞きに行ったら
7つの谷があって、7つの石の多い、やせた土地がある場所に
神社を作ることだと。
そういう地形の場所に移転すると
きつい神様はおとなしい神様に変わってもらえる。
そういう占い師の話を聞き、
ご神体は現在この
7つの谷がある石の多い、やせた土地でお祭りしているのだ。」
こんな話をおじいさんの話を思い出した。
しかも、我が家の氏神様は
その7つの谷にお祭りされている神社だったのだ。
子供の頃、秋の神社のお祭りには、そこで
すもうをとったりしていた。
これは、ばんしに
言っておかなければと思って早速電話で話した。
「なに。神様を山頂から谷に降ろした!!
神社を山頂から下に降ろしたのか!!
それは、駄目だ。
とんでもないことだ。無礼な話だ。
神様でも、お墓でも
低い地形から高い地形の場所に移転して、お祭りするのは良い。
しかし、下げるのは非常に無礼なことなのだ。
神は承知されないと思う。」
「過去の人々はバカなことをしてしまったな。、占い師の話を聞くからだ・・・・」
そう最後につぶやくように言われた。
「今度機会を作って、私がその神社を見に行くよ。」
「必ず、見に行ってやる」