山は古代の先祖の
帰る場所。
山岳民族の家は山だった。
自分たちの知っている先祖、
自分たちの、知らざる先祖
元をたどれば、山に眠る先祖になる。
その山は神、菩薩の故郷である。
山の心は
弱気、弱音は絶対になし。
この心を中心とする。
山の心は住んでいる家に強く関係する。
家の心も
弱気や弱音は絶対に無し。
家の心は本気
やる気である。
山も又、本気
やる気である。
普段の生活で、弱音を吐いたり
弱気になったりすれば
山の神、菩薩に嫌われる。
毎日を本気と、やる気で過ごすことが
如何に大切であるか
ばんしに、こんこんと話をされた。
ばんしは
色々と話を聞かせてくれた。
色々と話を聞かせてくれた。
「山というものは,根本的な心があるんだ。
それは、人の明るい暖かい心だ。
それは、人の明るい暖かい心だ。
そして人の暖かく、明るい態度だ。
そして、人の明るい暖かい言葉を山は望むのだ。」
「人間社会の中にあるケガレタ心,すなわち
暗い冷たい心とか
暗い冷たい態度とか
暗い冷たい言葉を妖気と呼ぶ、これを
山の心は最も嫌われるのだ。」
「だからこの山に来るにはケガレのない綺麗な心で来なければ
山に嫌われる。」
「過去に山へ来ようとした人が暗い冷たい心を持って
人の不幸を願うような気持ちを持ったまま
ここに来たのだ。
この神社の鳥居の前まで来た時に突然体の具合が悪くなって、
山を降りて行った人もある。」
「心は人に見えないが、山はその人に見えない心を見られる。
いかなことがあっても、人の不幸を望むような
心は持ってはならないぞ。一番山が嫌う心だ。」
「陰心」と言って
「全ての人の幸せを願う心。」
「陰体」と言って
「人に認められなくても、自分がそうすることによって
自分の心が喜び、自分の体が喜ぶ行為。」
「これが山から愛される人の有り方なのだ。」
「山から愛されるような人であってこそ、強い強い運に恵まれる。」
いかなことがあっても、人の不幸を望むような
心は持ってはならないぞ。一番山が嫌う心だ。」
「陰心」と言って
「全ての人の幸せを願う心。」
「陰体」と言って
「人に認められなくても、自分がそうすることによって
自分の心が喜び、自分の体が喜ぶ行為。」
「これが山から愛される人の有り方なのだ。」
「山から愛されるような人であってこそ、強い強い運に恵まれる。」
拝殿の下に、小さな家があった。
6畳二間に台所とトイレがくっついているような
間取りで、関係者の人達が、くつろいだり
ばんしの話を聞いたり
語らいの場でもある建物だった。
「よし、せっかくお前を山の神様に連れて来たんだから
この先、運が良くなるようにしてやるわ。」
とばんしは言ってくれた。
「動きやすい服に着替えなさい。」
そう言われて、上着を脱いでTシャツになった。
「そっちを持ってくれ。」
そう言われて見ると、3メートル位の木の棒に
大きなバケツが中間くらいにセットしてある。
ばんしは、建物の裏のマンホールを開けて
おおきな「ひしゃく」みたいなもので
何かをくみ始めた、それをバケツのお化けみたいな
物の中に注いでいる。何度も注いで
「よし。そっちをかついでくれるか?」
「あ、はい。」
肩にかけた棒が食い込んでくる。
ばんしと息を合わせて歩く。
微妙にバケツが揺れる。
こぼれるなよー。
お願いだよー。
そう思いながら
離れた畑のような土地まで歩いた。
ばんしは、畑にそれを流した。
液体が8割、個体が2割の
その物体は、何ともいえぬ香りを放った。
さっきの無色透明の幸福な気体が天国なら
まさに、地獄に転落したようなものだ・・・・。
元に戻って
ばんしが大きな「ひしゃく」でくみ上げる
そして、二人で大きなバケツを棒を通してかついで
運んだ。
何度も往復した。
マンホールの中をのぞいて、ばんしは
「よし、これで全部だ。今度、関係者がここにきても
安心してトイレが出来る。喜ぶそー。」
二ッコリ笑った。恵比寿さまのような笑顔で・・・・
つられて自分も笑った。
「あのー、・・・運が良くなる、のは、これですか??」
「そうだ、これでウンが付く。」
え、シャレ??
「考えてみなさい、食物が人間の健康を守り
自らの命を差し出して、人間の命を維持してくれている。
その食べ物の変わり果てた姿が、便所におさまるのだ。」
「食べた時は寝起きを共にした、身内だよ。それが、体の外に出れば
臭いとか汚いとか言う。おかしいと思わないか?」
「はー。まー。」
「便所は家の中で最も位の高い場所なんだ。」
「ところが普通の人はそれが分からないから、くさい、汚いと言って、
馬鹿にする。」
「こんな身勝手な人間に幸運が訪れるはずはない。」
「便所に対して、ありがとうございます。」
「そう言って頭を下げるような人間であってこそ運が付くのだ。」
「過去に、この山の神さまの便所掃除をさせた人がいるが
みんな幸運をつかんでいる。」
「この便所掃除以降に少し人生が変わったと、
本人が実感できたと言っている。」
冗談とも
本気ともとれる
ばんしの話を聞きながら、本当であってほしいと
何とも言えない香りの漂う中
願った。
6畳二間に台所とトイレがくっついているような
間取りで、関係者の人達が、くつろいだり
ばんしの話を聞いたり
語らいの場でもある建物だった。
「よし、せっかくお前を山の神様に連れて来たんだから
この先、運が良くなるようにしてやるわ。」
とばんしは言ってくれた。
「動きやすい服に着替えなさい。」
そう言われて、上着を脱いでTシャツになった。
「そっちを持ってくれ。」
そう言われて見ると、3メートル位の木の棒に
大きなバケツが中間くらいにセットしてある。
ばんしは、建物の裏のマンホールを開けて
おおきな「ひしゃく」みたいなもので
何かをくみ始めた、それをバケツのお化けみたいな
物の中に注いでいる。何度も注いで
「よし。そっちをかついでくれるか?」
「あ、はい。」
肩にかけた棒が食い込んでくる。
ばんしと息を合わせて歩く。
微妙にバケツが揺れる。
こぼれるなよー。
お願いだよー。
そう思いながら
離れた畑のような土地まで歩いた。
ばんしは、畑にそれを流した。
液体が8割、個体が2割の
その物体は、何ともいえぬ香りを放った。
さっきの無色透明の幸福な気体が天国なら
まさに、地獄に転落したようなものだ・・・・。
元に戻って
ばんしが大きな「ひしゃく」でくみ上げる
そして、二人で大きなバケツを棒を通してかついで
運んだ。
何度も往復した。
マンホールの中をのぞいて、ばんしは
「よし、これで全部だ。今度、関係者がここにきても
安心してトイレが出来る。喜ぶそー。」
二ッコリ笑った。恵比寿さまのような笑顔で・・・・
つられて自分も笑った。
「あのー、・・・運が良くなる、のは、これですか??」
「そうだ、これでウンが付く。」
え、シャレ??
「考えてみなさい、食物が人間の健康を守り
自らの命を差し出して、人間の命を維持してくれている。
その食べ物の変わり果てた姿が、便所におさまるのだ。」
「食べた時は寝起きを共にした、身内だよ。それが、体の外に出れば
臭いとか汚いとか言う。おかしいと思わないか?」
「はー。まー。」
「便所は家の中で最も位の高い場所なんだ。」
「ところが普通の人はそれが分からないから、くさい、汚いと言って、
馬鹿にする。」
「こんな身勝手な人間に幸運が訪れるはずはない。」
「便所に対して、ありがとうございます。」
「そう言って頭を下げるような人間であってこそ運が付くのだ。」
「過去に、この山の神さまの便所掃除をさせた人がいるが
みんな幸運をつかんでいる。」
「この便所掃除以降に少し人生が変わったと、
本人が実感できたと言っている。」
冗談とも
本気ともとれる
ばんしの話を聞きながら、本当であってほしいと
何とも言えない香りの漂う中
願った。
