面白い話、不思議な話、ワイルドな話 -14ページ目

面白い話、不思議な話、ワイルドな話

自然を愛し、山を愛し

人を愛した賢者です。

表にはあまり出ることを

望まなかった

隠れた賢者の

言葉を書いてみます。

車で到着すると、ご夫婦で
暖かく迎えていただいた。

「おーよく来たねー。」

「あらー、いらっしゃい。疲れたでしょー?」

「来る時途中で何か食べた?」

「さあ、あがって、あがって。」

玄関前でこんな会話が続き
中に入って

世間話に花が咲いた。

「見てみろ。うちの奥さんのお尻を・・・。」

「いい形だろ?・・・笑。」

「もう、あなた!何を言ってるんですか!」



「おかしな人でしょう? こんなことばかり言うんだから、もうー。」

「お客さんがあってもこんなこと言うのよ、私の方が恥ずかしいから。」


「わし、朝からあのお尻を見ていると、今日もいい日になるわー。
って思うんだ。」


思うわず、噴き出してしまった。


笑いにつられて奥さんも、手に持っていた

お菓子の器を、笑った勢いで落としそうになってしまって


又、大笑い。

ばんしがこんな話をされるのだ
びっくりした。

「かかあ大明神と呼ぶ。」

「亭主は関白だ。」

「大明神を拝むのが関白だ。」

「女の位は、高いのだぞー。」

「こっちは、拝ませていただくのだからな。」

又、ニヤニヤして。

「かかあ大明神様今晩も

拝ませて
いただいて、よろしゅうございますかー。ってね。」

「もう。あなたー。」

こんな会話の後

「お前、後ろ頭が痛いな?それと右の肩の上も、同じように
痛いというか、重たい感じがするな?

そして、わしの家に来る途中で、今日は都合が悪くなったから
次回にさせてもらおうかと、何度も来ることをやめようという気持ちに襲われたね?」

その通りだった。


なぜ自分でも、あれだけ期待して今日の日を待っていたのに

理由はわからないが、途中で今日はやめて帰ろうかと


何度も思いながら車を走らせていたのだった・・・・・。


突然ばんしは、厳しい表情になって

「ちょと目をつぶってみなさい。」と言った。


「 こりゃ!外道!



わしの目がごまかせると思うか!

ばかたれー!


いい気になっておると。承知せんぞー!


「シューッ、シュッ!」


気合いのような声がした途端

自分の体は後ろにひっくり帰り、ソファーから落ちそうになって
やっと体が止まった姿勢になった。


「もういいいよ。目を開けて。」

ばんしは笑っている。

何だ今のは???

「もうこれで、おさまるから。」と言われた。

「今のは、何なんですか????」

「外道だ。」


「人間じゃない。畜生の心。すなわち外道心と言うやつだ。」

「人として、持つべきでない心を、外道心と私は呼んでいる。」

「たぶん。お前の実家のどこかに
原因があるよ。外道心という心を発していると

近所の人々、周りの人との意見が、ことごとくぶつかる
調和がとれない。

一人だけ違うことをする、違うことを言う、周りの人は説得もできない。」

こんな人がいるはずだ。どこかに」





「・・・・・・・・います。

うちの本家にあたる家の長男です。」



ばんしと電話で色々話して、
もっと色々聞きたくなった。

なぜそのような不思議なことが出来のか。

もしかしたらばんしに教えてもらえば
自分も何か出来るようになかもしれない。

そんな気持ちになって

友達の彼女に電話で話してみた。

「お父さんの所にもう一度行ってもいいだろうか?」

「是非行ってあげて、喜ぶと思う。」

「どういうこと?」

「お母さんが言ってたの、お父さんは自分の着るものを
絶対に人に貸したりしない人なの。

それが、あんたの彼氏の友達が来た時に
自分のパジャマを自分で持って来て、これを友達に貸してやってくれと

私に言ったのよ。あんたどう思う?

それ言うのなら
あんたの彼氏に貸してやるといってもいいのにね?
そんな事一度も言ったことが無いのにね。

それを友達に貸してやれって、それも初対面だったのに・・・・。」

「私、もうびっくりしたわ。よっぽど気にいったのね。」

そのようなことを母が話していたと教えてくれた。

だから、又会いに行きたいと言えばお父さんは喜ぶと思うと彼女は言ってくれた。

「でも自分と彼氏は5月の連休に予定が有るから
一緒には行けないから一人で行って。道わかるよね。」

そういう話で電話を切った後、少し考えた

一人だけか。

それも友達が帰らないのに自分がのこのこ
行ってもいいのかな?・・・


よし


じゃー

一人でも行くぞ。

でも、何で自分にパジャマを貸してくれたのかな。

どちらかと言うと
疑いの気持ちで、無神論者で

見えない世界を否定しているような
発言をしていた自分なのに

何かを読まれたのかな?

そんな事を思いめぐらしながら
ある年の5月の連休に
自分一人で、ばんしのお宅を訪問したのです。

小さな手土産をぶらさげて。
普通の人は心を写したり出来ないのに
なぜそのような事が可能になったのですか?

素朴な質問に答えてくれたのです。



ばんしは 子供のころから 人とは違った能力を 持っていたそうです。

ばんしが 子供の頃を振り返って語るには


私が小学校に入るか、その前くらいの頃か
旅のお坊さん達の集団が 家の近くを通りかかって、
その中の一人のお坊さんが

遊んでいる私をじーっと見ていた。


そのお坊さんの集団で一番偉いと思われる、
じーっと見ていたお坊さんが私に近づいて来たのだ。


お母さんに合わせてくれないかと

そのお坊さんが言って、私の母親に会った。

お坊さんは 「この子をお寺に預けないか?」

と母に尋ねた。

しかし母親は農家には大切な男の子ですので、
お話はありがたいことですが、と丁寧に断った。

「この子は不思議な力を持つ子供だから、大切に育ててやりなさい。」


と言ってお坊さんが私に向かっておまじないをすると、
私の指の先から 霧の様なものが立ち登った。


そのお坊さんに出会った後は、村に病気の者が出れば、

頼まれて7歳の私を母がおんぶして
病人に会いに行った。

私が病人に手を当てるとなぜか調子が良くなった。

村中にウワサが流れ病人が出ると私が呼ばれて、
おんぶしてもらって 行った。

病人に手を当ていると病気の具合が良くなるのだった。

帰りはお菓子をよくもらって帰った。

中学校時代には、

家の前に治療を待っている病人の行列が出来ていた。


警察は不正な治療等を行っているのではないかと疑って、
刑事が一日中私のすることを横で 見張っていた。

しかし手を 当てる程度のことしかしていない。

その様子を見ていた刑事は、 自分の母親にも治療をしてくれないだろうかと
ばんしの家に、刑事の母親を連れて来られたという。

髭ずらで、難しい顔をしたエラそうな刑事だった。

こんな事もあったなー。

と大笑いした。

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