大宇宙帝国の医師団 | 面白い話、不思議な話、ワイルドな話

面白い話、不思議な話、ワイルドな話

自然を愛し、山を愛し

人を愛した賢者です。

表にはあまり出ることを

望まなかった

隠れた賢者の

言葉を書いてみます。

すぐに救急車を呼ぼうとする奥さんを
ばんしは止めた。

ばんしが言ったことは、

「今晩は神様のお祭りがある。そのお祭りを
指揮するのは私しかいない。誰も他にできない。

私が出席しないと、関係者の方に迷惑がかかる。

だからどうしてもお祭りに行く、
そしてそれが終わってから
医者に行くから

ガーゼと「さらし」で傷口を締め付けてくれと。」

言った。

「そんな事して、死んだらどうするんです?。」



反対する奥さんを振り切ってばんしは車で出発した。

お祭りの場所までは、私が車の運転だけでもするから
と言った彼女の懇願にも反対した。

「神様のお祭りには自力で行かなくてはならない」


そう言って一人で車に乗り込み出発した。

ばんしは途中で意識が無くなりそうになり、
車は蛇行しながら進んだ。

「なにくそー。」と思うと意識が戻る。


何とか、お祭りをする会場に到着して
関係者の方々には気付かれぬように自然にふるまった。

正座をする時、かかとが
傷口に触れた。

大変な激痛が全身を襲った。

歯を食いしばって我慢していたら、脇の下から
汗が流れていくのが自分で分かったと。

苦痛と戦いながら
つつがなく行事は無事に終わった。

お祭りの行事がやっと終わった。

そう思ったとたん
ばんしの意識が無くなって、そこに倒れた

まわりの人々は顔から赤みが消えて、

土のような色になった
ばんしを取り巻いて、「大丈夫ですか。」「どうしたんですかー?」
大合唱が起きた。

変わりはてたばんしを
救急車に乗せて病院に直行した。

その時ばんしは
死と生の中間をさまよいながら物語を見ていた。

緊急手術が行われ、全身麻酔で意識のない

ばんしが横たわるベッドのまわりに
7人の白衣を着ている人達がいた。

7人は天空から舞い降りて来られたのだ。



そな中の団長らしき人が、

「私達は大宇宙帝国の医師団です。

あなたの体は地上の医者ではもう治療困難です。

私達があなたを治します。」

とばんしにはっきり言った。

大きな木を半分に割って、その中をくり抜いて人が乗れるように
作られた

丸木船のような物が天空から降りて来てた。

ばんしの体はその丸木船に乗せられて
7人の大宇宙帝国の医師団とともに
天空高く舞い上がって行ったのだ。