明けました。おめでとうございます。

…って、もう2月ですね。

左手の骨折は、1月中旬にギプスが外れました。

1月末ごろ、ようやく両手でタイピングができる様になってきたので、ブログ再開です。

 

今回は、昨季、メジャーリーグでホームラン王になった大谷翔平選手の話です。

彼が、各小学校に野球グローブを送るという話がありました。

僕は、左手の手術で入院中に、そのニュース見たかな。

 

今週、小学校から「大谷さんのグラブが3個届きました!」というメールが来まして。

一日ごとに、各学年に割り振ってキャッチボールか何かをさせる…らしいです。

5年生のセガレも、順番が来るのを楽しみにしています。

 

セガレには、「ボールに触ったことが無い様な子が、どれくらいキャッチボールしたか見といてよ」と伝えています。

既にグローブ持って野球やってる子が対象ではなく、野球をしたことが無い子に「野球やろうぜ」と伝えたい。

元々は、それが大谷選手の意向だったと思うのです。

僕は、そういう純な思いが、日本でどれくらいネジ曲がっていくのかが、ちょっと心配です。

たぶん、先生が「グローブ触りたい人~♪」と言った所で、声のデカい子野球経験者が我先にと奪っていくんじゃないか?と危惧しているワケです。

「お前さぁ、そういうのは止めとけよ?下手そうな子に、先に触らせたりゃあ」とセガレに言っときました。

 

 🧤 🧤 🧤

 

とはいえ、大谷選手の偉業や、今回の運動に、ケチをつけているワケではありません。

少子化の影響があるにせよ、野球参加者が減っているのは事実です。

地方の高校では、フルメンバーの9人を集めるのが難しく、2~3校が合同でチームを編成して予選に臨む…という段階まで来ているそうです。

まず、人数の点からいって、難しいスポーツになっている。

 

そして、野球はお金がかかる。

僕もセガレにグローブ買ってあげましたが、中古で6000円だったかな?

それでいて、近所の公園は軒並み「ボール遊び不可」。

都会において野球をやりたければ、チームに入ってグラウンドを確保する必要があるのが実情です。

「人数」「費用」「場所」と見てくると…。

野球は、最早お金持ちのスポーツになっちゃってるのではないでしょうか。

 

そうなると、「裾野を広げよう」という大谷選手の取り組みは、特に地方において効果が出てくるのかな?という気もします。

とにかくキャッチボール始めようとなった時、場所という最初の問題はクリアーし易い。

そうなると、「人数」の底上げに大谷効果が出れば、大谷選手の目論見は成功に近づいていく。

残念ながら都会では、大谷選手の善意は、「場所」がネックになって浸透が難しい気がします。

 

 🧤 🧤 🧤

 

…と書いてくると、やっぱりケチつけてる風になってしまいますね(^_^;)。

スポーツジャーナリズムやスポーツ庁には、こういう所を追いかけて欲しいなぁと思います。

大谷サンが何億円も自腹を切ったであろう、せっかくの取り組みも、その後の効果測定がなければ美談で終わってしまいそう。

誰しも、何か、感じ入るモノがあったはずなんですよね。

その「何か」を、ボクは上に例として挙げてみましたが、他にも観点はあることでしょう。

例えば、寄付という行為について、とか。

 

う~ん。

子育ての観点でいうと、セガレとキャッチボールして成長が感じられると、やっぱり嬉しかったものです。

「えっ?中古でも6000円?」と驚き、隣のボロい3000円グローブではダメなのか?と思いつつも財布を開いた件も、まぁ報われたと思います。

上手い下手は置いといて、サッカー等のスポーツとはまた一風変わった郷愁が、ベースボールには感じられます。

僕は、骨折の回復度合いによっては野球ができなくなるかもしれないので…キャッチボールできる方(特に男親)は、その喜びを味わってほしいなぁと切に思う次第です。