今回は、小3の娘(妹)の話です。

 

最近、漢字が読めるようになってきた様です。

「テストで100点が取れないよ~」と言われるにつけ、今までは…。

「頑張っていれば、何となく読めるようになるから」と言いきかして。

「書けなくて点数が取れなくても、読めれば、そんなに苦じゃなくなるから」と励ましてきました。

 

それが。

最近では、マンガだけでなく、活字本が読めるようになってきて。

パパの言わんとした事が腑に落ちた…かな?と。

漢字テストは点が取れなくとも、前ほど嫌々な感じは受けないのですね。

漢字ドリル見て「ハア…」とため息をつく事は、減っておるワケです。

 

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だいたい毎日、マンガや活字本を指さしながら、こんな質問をされます。

「この字って、何?」

 

漢字の読み方のこともあれば、意味を問う事もあります。

今回の「自ら」だと、「みずから」という読みと同時に、「自分から(動く)」という意味も知りたいと。

 

あるいは、少年ジャンプを指さして「排除って何?」とも聞かれました。

悪者が、「このリストの者どもを排除せよ!」などと言っているシーン。

これは、「はいじょ」と読めるけれども、意味が分からないらしい。

ボクとしては、とっさに「排」の方は出てきませんが。

「除」の方は「のぞく、という字だから、取り除くとか…捨てる、みたいな意味」と答えたりします。

 

こういう説明が正解なのか、イマイチ分かりません。

でも、分からないなりに意味を探って、読んでいくモノじゃないですかね。

 

例えば。

とっさに「冷蔵庫に貼ったチラシ」を見ると、「転売禁止」などと書いてあります。

禁が読めなくとも、「止める」が読めれば、ボンヤリとでも「ダメ」だと分かる事でしょう。

転売が読めなくとも、「売る」が読めれば「売ったらいけないのかな?」といった推測はつく。

 

そうして、何となくでも読み切れれば…一定の達成感はある。

木の一本一本は見れなくとも、森は見れた、みたいな。

点数よりも、達成感や、何かを継続する事の方を重視したいと。

それが読書であれば、勉強できなくても、まぁ将来何とかなるかなと。

 

テストであったり、法的な書類であれば、そりゃ「転売禁止」が読めないと困りますけども。

まずは楽しみとして読書してくれれば、小学生のうちは十分かな?

そんな風に考えています。

(読書の90%以上がマンガ…ですけれども。)