繰り返し読める(小3くらいからの)本、第3弾です。
前回、「マンガばっかり読んでちゃゃダメだよ!」と言っていたボクですが。
今回ご紹介するのは、マンガであります。
少年ジャンプで連載中の「ドクター・ストーン」です。
いや、これは久々に感心した。
理科、特に化学をふんだんに使っており、小3のセガレも理科に興味を持ったかも。
ストーリーとしては、こんな感じです。
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西暦20XX年。
突如、全世界を怪光線が飲み込み、人類と鳥類は全て石化した。
(ただ1つ、宇宙にある国際宇宙ステーションだけは残ったが・・・)
そして、地球が森に覆われ、大量の石像がそこかしこに残っている西暦5738年。
天才的頭脳と科学知識の持ち主・石神千空(高校生)は、石像状態が解ける。
素っ裸の状態で「石と森の世界(ストーンワールド)」に蘇ったセンクウは、科学の力で人類再興に向けて動き出す。
食べ物として、まずはキノコを採集したり。
硬度7のチャート石を河原で拾って、石器を作ったり。
(石器があれば、罠猟を行って鹿や猪から服を作り、魚を採ったりできる。)
半年後、石化が解けた親友の大樹と共に、さらに半年がかりで石化を解く薬品製造に成功するセンクウ。
しかし・・・ライオンに襲われた際、とっさに薬品で「人類最強の高校生」獅子王司を蘇らせた事から、事態は思わぬ方向へ転がりだす。
司は、腐った大人たちを石像のまま破壊(殺人)し、まだ心が汚れていない子供のみを蘇らせようとセンクウに持ち掛けたのだった。
「センクウ。これ以上、科学技術を再興しないでくれないか?進歩は人を汚れさせる」と持論を説く司。
(何だか、旧カンボジアのポル・ポトみたいです)
司に対して親近感を抱いていたセンクウだが、この発言を聞いて決定的に対立する。
「人類最強の高校生」に生半可な武器で勝てるワケもなく、逃走を図る二人。
果たして、司の追手から逃れつつ、薬品を製造し、人類を石化から救い出せるのか。
救い出せたとしても、科学は再興できるのだろうか。
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・・・長々と書いてきましたが、これが1巻の大雑把な内容でして。
22~3巻まで話は進んでいるのに、これからどうなるのかと。
ボク自身も気になるので、「少しずつ集めよう」とセガレに約束しました。
なかなかブックオフに置いてないので、新本で買い足しています。
ここは昨年の「鬼滅の刃」と同じく、やれ誕生日だ、Xmasだと「ちょい足し」作戦でイベントを凌ごうと。
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作品内では、貝殻から炭酸カルシウムを作って、モルタルや石鹸を作ったりとか・・・続々と科学製品も作られていきまして。
「俺も石鹸を作ってみたい!」とセガレが言い出して、ちょっと困りました。
貝殻を、乳鉢で粉にしてみましたが・・・人力では、ちっとも進まない。
(後で調べてみると、シェブルールというおフランス人が、19世紀に作っていた製法らしい)
なので。
高校の化学の参考書をパラパラ読みまして。
正解か分かりませんが、脂と塩水を混ぜて、何となくマジックが消えるブツを作ってみたりしました。
(こちらは、後で調べると、メソポタミア文明の頃から作られていた製法でした)
触発されたセガレは、理科の実験と称して、鏡や黒い紙を利用して火を起こすなど、危険な実験を始めちゃいましたが・・・。
子供だけでは危険なので、大人が監修して、火起こしやペットボトル温水器などをクラフトしましたけども。
つまりは、理科実験と言いますか、クラフト・ワークしちゃいたくなるマンガなんですね。
一巻の「帯」にも、「大人気クラフトアドベンチャーアニメ、待望の第2弾!TVアニメ2021年1月14日放送開始!!」と書いてあります。
・石化の謎を解いていったり、司との抗争といったストーリーが縦の糸としたら。
・男子がワクワクしそうな科学実験や工作の要素が、横糸としてあります。
そういえば、今、思い出したのですが。
ボクは小6の時に、友達と集光して発火させる遊びをしていて教師にブン殴られたものです。
小3で、理科という科目が始まった段階で、イキナリ集光を始めちゃうセガレの行動力は、褒めて良いのかどうか・・・。
せっかくの実験やモノ作りを、どこで制限して良いのやら。
ともあれ、アタマでっかちに本で読むだけでなく、とりあえず実行してみたくなるというのは、けっこうデカそうです。
・子供の頃に、宇宙開発などにワクワクするのも大事ですが。
・「とりあえず身の回りから」という範囲でも、ワクワクしていくっていう方向もありそうです。
本書が、後者から始まって、いかにして前者までたどり着くのか・・・。
ちょっと小学生気分に戻ってワクワク読み進めたいな~と考えておりますです。
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ここからは、オマケ。
最後に、このマンガを読み始めた経緯について。
一応、本書が少年ジャンプで連載していたのは、知っていました。
ただ、絵柄があんまり好みじゃないので(^^;)、「食わず嫌い」で読んでいませんでした。
それが急転直下したのは。
2月16日のTV番組「林修の今でしょ講座」を見たから。
特別編として、「東大生500人に聞いた 勉強になるマンガ・ベスト20」にて、本書が紹介されていました。
11位ですね。
なかなか良いランキングだったので、次回は番外編として記してみようかな。