わり算シリーズに入ります。
その日の晩飯がギョーザだったので。
風呂場でわり算を教えるにあたり、とりあえず餃子で問題を出してみました。
「9個のギョーザを3人で分けました。一人何個食べれる?」と。
セガレ(8歳3ヵ月/小2)は、キョト~ンとした顔をしています。
「じゃあ、逆に言うとだ。3人で何個食べると、9個を食べた事になる?」
でも、まだモヤモヤ・・・。
「かけ算だと、どう?3かける何で、9になる?」
…で、一人3個だと、答えられました。
でも、まだモヤモヤした顔をしているセガレ。
「要するに、かけ算ができれば、割り算はラクショーってこった」
「割り算はかけ算の反対だと、とりあえず考えてみ?」と伝えると。
ほ~ぅ!という納得顔になりました。
それからは、一日に1問か2問、その手の問題を出してみる事にしています。
こうしたアンバイで、すぐに割り算が解ける様になりましたが・・・。
教えている自分も、ちょっとビミョーかなぁ・・・という感覚があります。
「かけ算でやってみ?」と言えば、解ける事は解ける。
しかし本来は、「9個のギョーザを3人で分けました」の方が、概念としては正しい気がして・・・。
式で違いを書いてみると、こうでしょうか。
・9÷3=■
・3×■=9
下段の「割り算の反対はかけ算」方式は、一次方程式に足を踏み入れている気がしまして。
(■の部分は、XやYといった代数の概念も絡んできています)
それに、「÷3」の部分を「=の反対側」に移項させるというワザをも使っている・・・。
こういうテクニックは、本来は小6~中1くらいで習うような事柄ですので。
お子様によっては「何が何やら、余計に分から~ん」となりかねない。
簡単に解ける考え方ではありますが、劇薬かもしれません。
小2の子には、ちょっと早すぎるかな・・・と不安を覚えつつ、教えています。
ただ。
セガレはクイズ番組をよく見ているので、■で示す式に、比較的慣れている。
式として頭に浮かんでいるとは思えませんが、概念はボンヤリ浮かんでいるかもしれません。
この辺を加味する必要があるかも、です。