小1のセガレに教える囲碁入門シリーズ、続きです。
順番が正しいかどうかは分かりませんが、教えていった順に記してみます。
<①実戦>
いきなりですが、19路盤で打ち始めました。
もちろんハンデは与えており、星目(9子局とも言う)でのスタートです。
狙いとしては、囲碁は最終的に「陣地の数で勝敗が決まる」という事を覚えること。
石を置いていく内に、何となく陣地っぽい景色が出来ていくので・・・「ね?ココがチミの陣地になってきたでしょ?」的に解説しながら進行します。
もちろん、ボクが思い切り手加減して、随所で「ココに置きなさい」と、危なそうな箇所は手当てさせます。
4~5回に1回くらいは勝たせて、とにかく「ゲームをクリア~した!」という満足感に浸ることを優先しました。
本当は、入門書を読みながら、9路盤でゆっくり覚えていくのが本筋なのでしょうが・・・。
前回も記しましたが、囲碁の場合は、かなり面倒くさい。
ゲームを始める前に挫折しちゃうパターンが、いかにも多そう・・・。
なので、身近に経験者がいる場合、いきなりゲームしてみるのも一案なんじゃないかと。
なお、コンピュータを相手に打たせる事もしていますが、それは機会があれば記します。
________________________
<②詰碁・手筋の本から、問題を出す>
実戦と並行して、詰碁や手筋の問題集を購入して、1日に3~20問くらい解かせてみました。
・やる気が無い日は3問とか、ゼロ!
・やる気がある日は、一気に20問とか30問とか、どんどん進める。
夏でしたからね・・・無理する事はない。
セガレは入門者なのですから。
とにかく、ダラダラでも続けて、何となく到達目標に達すれば良い・・・っていうくらいのスタンスは、意識しました。
問題集は、「世界一やさしい手筋と詰碁」という本を買い、出題しました。
美人プロ姉妹として名を馳せた(?)、万波佳奈サンのロングセラー入門書です。
・入門者の目線からは「おいおい…石の数が多いよ・・・」と思われる。
・入門レベルを脱した(意地の悪い)人からは、「ナメてます?」と言われてしまう。
そういう、微妙なレベルの本です。
石の数が多い問題が多いが、その章のテーマを理解していれば、入門者でも、だいたいは正解できる。
意地悪なネットの評判を数多く見て、尻込みしましたが・・・買ってみれば、なるほど悪くないかな・・・と。
手前味噌ですが。
セガレは、この手の詰碁集を、あまり苦にしないのが高ポイントです。
「間違えるかもだけど、問題を出して!」と、あっけらかんと言えるのは、子供ならでは。
こう言える段階で、なるべく多くの事例に触れるのが、たぶん大事。
ボクなんか、詰碁は大っっ嫌いでしたし、今でも苦手ですからねぇ…。
「努力する才能」っていう意味では、この手の地味なトレーニングを苦にしないのは、かなり大きい。
___________________
<③棋譜>
19路盤では、入門者では、あまりに時間がかかります。
なので。
1か月ほど経ってから(9月上旬でした)、日本棋院(中部地区総本部)近くに行く機会があったので、棋院に寄って、ゴム製の9路盤(約1000円)を買いました。
棋院に行くのは、何年か前にフラ~っと寄って、「週刊・碁」という新聞を買って以来の訪問でした。
そして、9路盤で解説している教則本をゲット。
・GO・碁・囲碁ドリル~1から学べる囲碁ドリル(各500円/日本棋院)・・・から、何冊か購入。
・1週間で碁が打てる 囲碁スピード入門(1000円/王唯任・著)
囲碁スピード入門 1週間で碁が打てる [ 王唯任 ]
1,100円
楽天 |
・前者の場合は、基礎①と基礎③を購入して、問題を出しています。
・後者は、「7日目 実戦をイメージして考えてみよう」という章を、そのまま並べてみるのがオススメです。
上述した「いきなりゲーム開始する」というのを、他人の置いた通りにやってみるのです。
これは「棋譜並べ」と言いまして、打った番号順に石を置いていくトレーニングでもあります。
初心者でも高段者でもプロでも、必ず行うトレーニングです。
実戦や詰碁以外に、何をしたら良いのか分からない…という方は、棋譜並べをじっくりと行うだけでも、意外と強くなれますよ?
自己流の筋(すじ)の悪いカタチを、無意味に打ちまくるよりも・・・スジの良い人のマネをする方が、上達への近道かも・・・。
________________________
<まとめ>
あれこれ、意味不明な事を書いておりますが…。
実戦・詰碁・棋譜並べ・・・という3大ジャンルを、どういう風にこなしていくのか。
入門から1~2か月の段階では、7:2:1くらいの比率で、とりあえずやらしています。
上達レベルや、割ける時間に応じて、この配分を変えていくつもりです。
全く実戦のチャンスが無いのならば、0:7:3・・・という比率になっても、仕方がない。