「小1の壁」とは直接関係ないかもしれませんが。
保育園の卒園の頃から、「ご飯の時は、テレビを見ない」という家庭ルールを設けました。
やはりというか、テレビに気を取られて、箸が止まってしまいますし。
食物の生産者や流通者、ご飯を作る人への感謝・・・みたいな所まで、とても届かない。
その前段階と云いますか、いわゆる「ご飯を食べるために働く」という話をした際も、なかなか実感もって聞かれない。
響いていないのですね。
将来的に「何で働くの?」とかそういう話になった時に、マズいのじゃないか?と感じて、まずはこの食事ルールを始めました。
やってみれば、1~2週間で慣れまして、ブーブー言わなくなります。
「この野菜はイヤだ」といった文句は増えましたが、とにかく食事に向き合っている証拠とも言えます。
テレビ見ながら上の空で箸を動かして、何となく「この辺で止めておく」と食事終了して、何でメシ残すのかも話せない(理由が思い出せない)・・・こういう状況よりはマシかなと。
その上で、入学後しばらくして、週の前半はテレビを見ない・・・という2つ目のルールも作ってみました。
平日はコチラも忙しいので、学校や学童の話を聞いたり、学習面の進捗とかを見てやる時間がありません。
家事もしている中では、明日の準備を手伝うのが精一杯です。
週のうち1~2日でもテレビ見ない日があると、少し時間が取れるようになりました。
まぁ、親であるボク自身、月曜や火曜はあまり見たい番組がないっていうのも、大きいですが(^^)。
その結果として。
例えば兄弟間でチャンネル争いがあったとして、最後の手段で「もう消す!全部おわり!!」と親の強権を発動したとしても、そう尾を引かなくなってきました。
そもそも、テレビやDVD見なくても過ごせる日があるわけですから。
「別に、無くても良いじゃん?見ない日、あるじゃん?」と言えます。
たいていは、それで黙る。
テレビ見なくて「楽しくない」と口答えするのならば、最近は、「自分で楽しみを作れよ」と答えています。
例えば、プロ野球カード集めるなら、チーム事に分類するとか。
分類するためには、チーム名を覚えたりポジション覚えたり、その過程で「横浜ってどこ?」みたいのも知るでしょう。
自分から情報とりに行くのです。
ボクが子供の頃は、ネットなど全く影も形もない時代でしたので、家でとってる新聞のスポーツ欄見て、チーム名とか覚えていくしかなかったものですが・・・まぁ、少なくとも新聞を見るきっかけにはなった。
ちょっと進んで、打撃10傑の読み方とか、順位表とか、防御率って何?とか、親父に聞くわけです。
防御率1点台の投手がベスト10に多いなら、じゃ~先発投手が2点取られるまでなら、けっこう試合成立するのか・・・とか。
順位表と、上位チームの投手の防御率を見ていたら、そんなセオリーがだんだん分かってくる。
上手く言えませんが、今となっては、そういう所からも、世間であったり仕事や人間関係の「幅」と言いますか「許容範囲」みたいのがボンヤリ見えたような・・・「トチるのは仕方ないんや」「でも連敗は止めとこうや」みたいな。
話は逸れましたが(いつも逸れますが^^)。
このネット時代、情報がダダ漏れというべきか、シャワー状態にあるので、ボタンをポチっで「一方的に情報が入ってくる」のは危険かなと。
全く頭を使わなくても、けっこう過ごせちゃう。
これに慣れちゃうと、まず親の言う事は聞かないでしょうね。
上に書いた様に、自分がなぜメシ残しているのかも、思い出せないレベルなんですから。
情報を取りに行く「道筋」や「関連性」みたいなモノを探る経験を積んで、それから好きなモノを見せて行こうと思います。