前回は、3+8・・・みたいな「繰り上がり」の足し算について記しました。

今回は、11−3=8…的な、繰り下がりの引き算について考えてみます。

文字で式を記していくので、面倒な文章になってしまいますが、ご容赦くださいませ。

 

オーソドックスな引き算

11‐3ならば、11を10と1に分けて・・・(10+1)ー3とします。

10から3を引くと7…で、残っている1を足してやると…8。

まずは、10という塊に分けるのがミソなわけですね。

たぶん大人でも、こういう計算をする方が多いと思います。

しかし小1のセガレは、「どうして10なのよ!? 11は11でしょう!?」と、なかなか理解してくれませんでした。

 

筆算を使う

エディターで上手く書けるか分かりませんが…。

 11

− 3

____

  8

・・・というのが、いわゆる筆算(ひっさん)。

①で出てきた(10+1)−3を、上下に分けて記したもの・・・と言えましょう。

 上段にある2桁のうち、右側が0でも1でも2でも良いからさ。

 とにかく左側の10に着目して、まずは10から下段の3を引く。

 で、上段の右側(ここでは1)と7を足して、8になる。

・・・字面で書くと、とても分かりにくいですねぇ・・・。

しかし、11と3が、上下2段で表す事で見えやすい。

2桁というものが視覚的に分かりやすい、という利点はありそう。

10の塊から引く・・・という意味が、分からないなりにボンヤリ伝わった模様です。

ボク自身、小学生の時に筆算を覚えて、計算がだいぶ楽になった覚えがあります。

 

高度なやり方

とある本に載っていたやり方で、うろ覚えですが、記してみます。

11−3ならば、(11−7)−(3+7)=8

 とにかく10の塊を作ろうと、3に7を足しちゃって10にします。

 11の方は、無理やり使った7を引く・・・のがミソ。

 先に7を足した分、7を引いてチャラにする、という・・・。

高度ではありますが、「式とは、右辺と左辺をイコールで結んだもの」という概念が分かってる大人から見ると、腑に落ちる方もいるのではないでしょうか。

 

とても分かりにくいですが、数が多い足し算だと、この方法は有効な様です。

17+16=33ならば、(17+3)+(16−3)=33

17に3を足して20というカタマリにして、16と足せば36・・・はすぐに分かる。

で、後で3を引くという。

20というカタマリを作るために使った3は、後で-3にしてチャラにする・・・。

 ・・・やっぱり、分かりにくいですかね。

しかし、338+359みたいなデカくてややこしい数になってくると、筆算より早いかもなぁと。

ちょっと感心した計算方法でした。

もっとも、セガレはまだまだ「繰り下がり」の引き算ができていません。

ムキーっと怒っちゃって放り出しているのが現状。

小学校1年2学期以降にやる計算ですからね。

まぁ、無理させ過ぎな面はあります。

 

ただ、こういう高度なお勉強は、セガレは半年かかるんです。

(ボク自身、教えるメソッドが備わっていないですしね。)

今から、少し無理して触れておいて、10月や11月にやっと覚える・・・というのが、現実的なスピードかもしれません。

ひょっとしたら、お買い物など「お金の計算」を通して覚えていく予感もしています。

 

ソロバンを、やった方が良いのかなぁ?

でも、前回記した「5+5」みたいな概念を、視覚的に配置したのがソロバンだという気もしますし・・・親心も、複雑です。

この辺が、明確にメソッド化できて、皆さんにお伝えできたらなぁ・・・ちょっと悔しいです。