前回、令和最初の10連休は、6歳のセガレへの繰り上がり・繰り下がり計算、4歳の娘へのカタカナ練習に終始したと記しました。

告知通り、今回は、2桁への繰り上がりについて記します。

 

例えば、6+6=12を教えるとします。

たいていの算数の本は、「10を作るには、6+4だから・・・そいで10に行っておいて、残りの2を足すと12じゃん?」と。

そういった説明が多いかと思われます。

実際、その考え方が正しいと、ボクも思います。

まずは、10という「塊(カタマリ)を意識できるかどうか、みたいな。

 

しかし・・・2週間以上経っても、セガレはなかなか理解できない。

●をグリグリ12個書いてみて、10個単位大きく囲ってみたりしましたが、いまいちピンと来ない様でした。

(図で示す分には、そういう事だと思うのですが・・・)

セガレも、ボンヤリとは分かるのです。

切り口を変えて、「ポッキーの子袋は、10本入っているだろう?一箱に2袋入っているとしたら、20本でしょう?工場の人は、数えやすいじゃん?」・・・などと言ってみると、ふ~む・・と頷いています。(-_-)

しかし、数字というか、記号に直すとイマイチ分からないんですね。

数字も、一種の代数学なんでしょうか・・・XやYの計算みたいな。

どう説明して良いものか、こっちも疲れてきましてねぇ・・・。

 

10連休もラスト2日くらいに、ふと気づいたのですが、5+5=10というのは分かっているのです。

指の数が片手5本なので、10までの足し算は、指で計算してきましたのでね。

昔の市場のセリみたいに、片手でOKポーズ作って「3」とか。

・・・すごい邪道かもしれませんが、とりあえず、これを援用することにしました。

例えば5+6ならば、5+5でまず10の塊を作っちゃう・・・で、残りの1を追いつかせたら、11になる。

6+6ならば、5と1に分けて・・・みたいな。

 

返って複雑になっている気もするのですが、何故か、セガレの腑に落ちた様子。

ドリルをスラスラ解き始めました。

 

でもねぇ・・・こういう変な考え方は、良くないぞと・・・教えた自分も嫌な予感がしました。

足し算の反対で、10以上の引き算(繰り下がり)を教える際に、5を基準に考えていたら、とてつもなく大変な作業になるだろうと・・・。

次回に記しますが、その予感は的中し・・・5月下旬は、繰り下がり計算で明け暮れました。