端子の種類と選び方
配線のつなぎ方
平型端子の圧着方法
配線の単位について
スケアは配線の太さの単位
スケアの意味は配線コードの切断面の面積を表現する単位です。square mm = スクエア(スケア)ミリメートルを略してスケアと呼んでいます。電線やケーブルの太さの種類の表示に用いられます。
配線コードの太さですから、単純にいえば配線の中の金属部分の直径の大きさで表します。0.2スケアだと直径0.2mm、0.5スケアだと直径0.5mmです。そう聞けばわかりやすいですね。8スケアなら直径8mm、14スケアなら直径14mmです。断面積でなく直径ということなので、スケアのサイズが2倍大きくなると断面積のサイズは4倍大きくなるという意味になります。
スケアは許容電流に関係する
スケアのサイズと許容電流は、おおむね次のような関係になっていますから参考にしてください。(被覆の種類やコードの本数や材質で変わります。)
スケア | 電流 | スケア | 電流 | スケア | 電流 |
0.5sq | 7A | 0.75sq | 10A | 1.25sq | 15A |
2.0sq | 20A | 4.0sq | 30A | 5.0sq | 45A |
5.5sq | 50A | 8.0sq | 70A | 14sq | 110A |
電流の単位はアンペア
ここで、簡単に電流の単位について紹介します。電圧は車の場合バッテリーの電圧ですから、概ね日本の一般車は12V(ボルト)になっています。電流は、例えば接続する器具の消費電力が60W(ワット)の製品ならば、60(W)÷12(V)で、電流は5A(アンペア)流れるということになります。ですから、60wの製品を1個つなげるだけなら、0.2スケア(5A)の太さの配線コードで十分ということになります。