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中央からかなりズレた情報局程でもないブログ

中途半端に各国の情報を収集していきます。

以前、ブログで紹介した民間情報機関「ストラトフォー」の無料記事「セキュリティ ウイークリー」の記事です。

メキシコの麻薬戦争の現状と、2013年の展望がかかれています。

以下、翻訳文

2013年、メキシコの暴力はおそらく全国の一般人、法執行機関、軍や地元企業に重大な脅威のままになります。
暴力の全体的なレベルは2011年に減少しました。
しかし、カルテルの活動と競争は2012年を通していくつかのメキシコの地域を苦しめ続けました。
ロス・セタス等のカルテル間の継続的な抗争と組み合わせて、全体的な暴力は今年増加する危険性があります。

新大統領

2013年にはメキシコ大統領エンリケ・ペナ・ニエト政権がカルテルの暴走を止めるために約束した最初の年になるでしょう。彼の取り組みの中で最も重要なのはメキシコ連邦の法執行機関を統合し再構築することです。ペナ・ニエトの与党制度的革命党は、連邦警察の監督を公安局から内務省へ移行する法案を導入しています。大統領はまた、メキシコの31の州それぞれから州警察を集め連邦政府のもとで統一する計画を発表。継続的に暴力的な組織犯罪に対抗するための準軍事的な力を持つ国家憲兵隊の創設を計画しています。12月17日の会見の際、彼は、この新組織は当初10000人の人員をメキシコ軍によって訓練することを発表した。

彼の政策には時間がかかるため2013年の結果がどうあれ、彼が国内の安全保証政策を大幅に変更する可能性はないでしょう。訓練には時間が必要であり、例えば憲兵隊はおそらく、2013年より後までは効果的な運用はできないでしょう。さらに憲兵隊の運用後もこれまでの取り組みと同様に多くの問題に直面するでしょう。すなわちメキシコのカルテルの暴力や組織的な犯罪集団の破壊行為に対処出来ません。彼の12月1日就任後、50000人の軍は組織犯罪対策を短期的には継続し2013年第1四半期の彼の新たな政策の結果に大きな変化がないことが私たちの予想を強固にしています。

全体的な暴力

2006年以来毎年増加の傾向見せていたカルテルに関連した誘拐、恐喝、暴行、強盗殺人その他の暴力的な活動が2012年には増加傾向を終了しました。しかし、それがメキシコカルテルの平和に向けた大幅なシフトを示すものではありません。かつてメキシコで最もカルテル間の抗争が激しかったシウダーフアレスにおける暴力は2010年以来減少してきました。同様にヌエボ・レオン州とタマウリバス州でも暴力は減少しました。

誘拐、恐喝、当局との戦闘、別の形でのカルテル関連の暴力は2012年の間には高い水準を維持しており、増加する可能性もあります。カルテル間の暴力はメキシコの都市部の多く、特にチワワ、タマウリバス、シナロア、ゲレロ、ハリスコ、コアウイラ、ミチョアカンなどの州は重大な脅威を有しています。


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