中野昭慶特技監督、ありがとうございました。 | PERFECT PERSONAL WORLD

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西に東に、はてしない追っかけ日記

本日、7月5日に発表された中野昭慶特技監督の訃報に心よりお悔やみ申し上げます。
6月27日に敗血症にてお亡くなりになったとの事、残念です。


2016年3月12日。
シネマノヴェチェント・特撮同好会にて初めてお目にかかりました。





この日が初めてのシネマノヴェチェントで、戸部から道に迷って上映時間ギリギリか、少し遅刻(「ちょっと時間押していたのでちょうど良かった」と支配人に言われた記憶)したのですが、席の最後列の中央にステッキに両手を置いて座られていて「中野監督だ!」と、そのお姿を強烈に覚えています。





その懇親会の席。目の前の席が長沼孝さん、中野監督の隣の席になり、とにかく緊張でカチンコチンになっていた私にも気さくにお声がけいただき、「川北はマメだったなあ」と川北紘一監督のお話や特撮スタッフの方々の思い出話をしてくださいました。
「『竹取物語』(公開時は4歳なので)を小学生の頃にTVで観ました!」とお話したら「そんなに前になるかあ」と言われたのを覚えています。


中野監督が出られる特撮同好会やお誕生日上映会、特撮忘年会は人気ですぐに売り切れになりますので、出られたのは何回かで、直接お話をする機会もそんなに無かったのですが、トークショーで司会の方に限らず客席とも会話されたり、懇親会で常連さん方と机を囲まれて同じ目線で話されている和やかな雰囲気が大好きでした。















コロナ禍直前の3年前の2019年12月1日の特撮忘年会がお会いした最後になりました。
懇親会が終わり、お車を待たれている間、少しだけお話させていただき「いつか、福岡にもお越しください」とお願いしたら「ああ、いいよ!」と仰ってくださり、本当にそれが最後になりました。















実際に中野監督を福岡にお迎えするのは難しかったとは思いますが、コロナ禍の間もお招きできないか考えていました。

つい先頃、シネマノヴェチェントの常連さんから「中野監督はお元気で、10月の誕生日上映会に向けてリハビリされている」とお聞きしたばかりで「10月にまたお会いできるかも?」と楽しみにしていたので、本当に残念でなりません。

中野監督、ありがとうございました。