GLAY ARENA TOUR 2014-2015・マリンメッセ福岡公演レポート | PERFECT PERSONAL WORLD

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GLAY ARENA TOUR 2014-2015 Miracle Music Hunt・レポート/2014.12.28 マリンメッセ福岡


今更ながら、GLAYさん2014年の最後のLIVE。2014年12月28日のマリンメッセ福岡でのレポート。



参加出来ずに無念の涙を飲んだ、GLAY EXPO 2014のライブビューイングのラスト、TERUの、


12月27日、28日、南の方ですね、マリンメッセ福岡!」


というアリーナツアーの福岡会場開催の発表に、小倉のライブビューイング会場では、恐らくはこの日一番の歓声が起きた。EXPOへ行けなかった無念もあって、私も絶対に行こうと心に決めていた。


そして、12月28日のマリンメッセ福岡。GLAYデビュー20周年の年の最後のLIVE。

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意表を突いたメンバーの登場の後、GLAY EXPO 2014と同じく「BLEEZE」からLIVEが始まる。

最初からの割れんばかりの歓声は、会場に集まった誰もがGLAYを待ちわびていた証に思えた。
その盛り上がりのまま、タオル回しが恒例の「AMERICAN INNOVATION」へ。TERUの巻き舌も最高潮だった。
会場の盛り上がりに、ステージの上のTERUも「最初からトップギアだな!」と嬉しそうに応える。

「2001年から演っている曲……」というTERUのMCが言い終わらないうちに、HISASHIのギターが被さって始まったのは、私が大好きな「THINK ABOUT MY DAUGHTER」!
「10年以上前に作られた曲」として紹介されたのは、「祭りのあと」。聞き間違いでないなら、TERUは「祭りのあと『で』」と言い間違えた(笑)

水の飛沫に、演奏するメンバーの姿がフェードされた「DARK RIVER」は、シンプルな映像演出が見事だと思った。後奏のストリングスの部分は、SEIさんのキーボードにTAKUROがギターを添える形でアレンジされていた。


この日のGLAYのメンバーも、サポートのW永井さんもとてもリラックスしていたように思った。


「Only Yesterday」でTERUが軽やかにステップを踏み、「浮気なKISS ME GIRL」では会場にズラー顏のバルーンが投げ込まれ、TAKUROが楽しそうにそれを見つめる姿がスクリーンに映し出された。
20周年のメモリアルイヤーは東京ドーム公演まで続くとはいえ、そのデビュー20周年の年の最後のLIVE、2014年を走り抜けてゴールに辿り着いた安堵感があったのだろう。ステージから発されるメンバーの良い雰囲気は、会場全体を良くしていったように感じた。


「今、『ヒサシー!』って、叫んだ子、静岡にも来てたでしょ?声と調子が全く同じだった(笑)」


「つづれ織り~so far and yet so close~」の演奏が終わった後、暗転の中、TERUの忍び笑いが起き、最初のMCがこれである(笑)昔なら怒ってたよなあと思った。この余裕と会場との信頼感も、GLAYが20年で作り上げてきた物だろう。

ちなみに、叫んだ人は、実際に静岡に参加されたとか(笑)

「つづれ織り~so far and yet so close~」について、「MUSIC LIFE」のリクエスト1位はメンバーにとっても「『HOWEVER』か『BELOVED』辺りだと思ってた」と意外だったという。

「20年の中でバラード以外にも名曲があります」と紹介された瞬間、歓声と共に会場が熱気に包まれたのは、久しぶりの「coyote,colored darkness」!

圧巻だったのは「百花繚乱」。『YAVAI! YAVAI!~』のコールから、銀テープが舞い。会場中の人達が両の拳を回して『YAVAI! YAVAI!~』と熱唱する。
思えば、GLAY EXPO 2014のライブビューイングは、オマケとして流れた「百花繚乱」のPVで幕が降りた。印象的な『YAVAI! YAVAI!~』のサビを帰りのロビーで何人もの人が口ずさんでいたのをよく覚えている。ライブビューイングから僅か3ヶ月で、何千人もの人達がこの曲を熱唱している事が凄い事だと思った。
間に「CRAZY DANCE」のサビを会場と熱唱した後、会場を「男!」「女の子!」「九州!」と煽って最高潮の盛り上がりのまま、「FAME IS DEAD」へと雪崩れ込む。その勢いのまま「TILL KINGDOM COME」でブレイク!

本編のラストは、GLAY EXPO 2014のライブビューイングで、聴いたその時から大好きになった「疾走れ!ミライ」。セットリストはこのツアーでは2パターンあって、「BLEEZE」と「疾走れ!ミライ」が入れ違うパターンがあるけど、どちらのパターンでもTERU曲で始まり、TERU曲で終わる構成になっているのは、意識しての事だろう。



アンコールはどこか忘年会のような雰囲気だった。
詳細が発表されたばかりの東京ドーム公演の映像に、TERUが体操座りで座ったまま、テロップを博多弁に直して読み上げる(笑)

SEIさんは客席にお母様、妹さんご夫婦を見つけステージの上でやりとりをして、「大切なGLAYのLIVEを私用で使ってる!」とウケを取り(笑)、SEIさんの故郷・今治での公演が約束される!
メンバーのMCも、ぶっちゃっけ話だったり(笑)TERUに「演し物があるから」と最後に回されたドラムの永井さんは、ツアーのタイトルにかけて「ミラクルミュージックハントパワー」と言いながら(笑)カードマジックを披露する!

そして福岡公演のサプライズ。

5年振りに福岡でGLAYのステージに立つという、「Bible」のPVでドラムを叩いている田中廉君が登場し、「More than Love」をGLAYと演奏!
師匠にあたる永井さんは、田中廉君の後ろで演奏の様子をiPhoneで撮影(笑)それがスクリーンに映し出されて……変な感じだった(笑)演奏後もJIROから「師匠は何やってるの?」と呆れられたり(笑)ご褒美に田中廉君へあげた。早い目のお年玉袋の厚みをTERUにチェックされたりと、酷い扱いの永井さん(笑)

そして、オーラスは「MUSIC LIFE」。デビュー前からのメンバーの写真や映像と共に、この日唯一テロップで流された歌詞。それこそ、GLAYの四人からのメッセージだったのだろう。
ラストは今ツアーでコーラスが多いJIROと肩を組んでの絶唱になった。


「GLAYも諦めなかったから、20年やってこれた!お前らも諦めんじゃねえぞーー!!」


後奏での渾身のTERUの絶叫に心を打たれた。


と、同時に背中を押された気がした。


デビュー20周年の年の締め括りという気持ちだったのだろう。何度も「ありがとう!」を繰り返すメンバー。マリンメッセ福岡には、壁面の上部にブロック毎にアルファベットが付いている。公演中に呼び掛けそびれたブロックに、「さっきは言い忘れてゴメンね~」と声を掛けるTERU。きっとそのブロックの人達には、忘れられない想い出になった事だろう。


演出上、TERUの姿は見えなかったが、本当に最後、TERUの「行ってきます!」に会場から「行ってらっしゃい!」が返ってくる。
そして会場中からの拍手と共に、GLAY ARENA TOUR 2014-2015 Miracle Music Hunt、マリンメッセ福岡公演、GLAYのデビュー20周年の年の活動の幕が降りる。


翌々日の30日から、別アーティストの公演が行われる為か、退場と撤収作業はどこか急いて行われていた。

それでも、会場の内外やロビーのあちこちで、参加した人達同士が「お疲れ様でした」と「良いお年を」と言葉を掛け合う様子を見かけた。主催者側に反して、参加した人達に、どこかゆったりとした雰囲気が流れていたように思う。

終演後の会場には、流れていたルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」を聴きながら、私にとっても様々なメモリアルイヤーだった2014年、良い締め括りが出来たと、良い年だったなと思った。

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SET LIST

GLAY ARENA TOUR 2014-2015 Miracle Music Hunt

2014.12.28 マリンメッセ福岡

1.BLEEZE
2.AMERICAN INNOVATION
<MC>
3.THINK ABOUT MY DAUGHTER
4.Freeze My Love
5.妄想コレクター
<MC>
6.祭りのあと
7.DARK RIVER
8.Only Yesterday
9.浮気なKISS ME GIRL
<MC>
10.都忘れ
11.Hospital pm9
12.つづれ織り~so far and yet so close~
<MC>
13.coyote,colored darkness
14.百花繚乱
15.FAME IS DEAD
16.TILL KINGDOM COME
<MC>
17.疾走れ!ミライ


[ENCORE]
<MC>
1.More than Love
2.彼女の“Modern…”
<MC>
3.MUSIC LIFE

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