RとLのストーリー 小説風

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Rのストーリー

僕は彼女にまるごと存在を認められたとき、大人になれた。

僕は彼女に会うまで、僕の中にある正義を誰にも受け入れてもらえないような気持ちでいた。
認めてもらいたい一心で、些細なことで相手に勝ちたがり、そのさもしい闘争心で周りとますます距離を作ってしまった。
僕のさもしい闘争心を、向上心と勘違いしてはいけない。

人は、自分を認めてもらえるものを好み、それが行動の動機にもなる。
僕が彼女の笑顔を好きなのは、その笑顔によって、僕の中にある正義を認めてもらえるからかもしれない。
しかも目覚めさせてくれるようだから。

人が求めているものには、その人の価値観が反映されている。


僕は彼女に、僕の正義を認められ、自分で自分を認めることができた。
そうして僕は、
本当に意義のある向上心を持って、大人になることができた。

人は、自分の中にある美しいものを存分に表に出せる相手をより欲する。
人の暗闇を照らす視線は寒い。

僕は、僕の正義を認められた。
僕は今後、この正義を大切にして、彼女を幸せにする人間でありたい。


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Lのストーリー

私は先生にまるごと存在を認められたとき、大人になれた。

私は先生に会うまで、私の中にある美しい部分を誰にも受け入れてもらえないような気持ちでいた。
認めてもらいたい一心で、些細なことで相手に勝ちたがり、そのさもしい闘争心で周りとますます距離を作ってしまった。
私のさもしい闘争心を、向上心と勘違いしてはいけない。

人は、自分を認めてもらえるものを好み、それが行動の動機にもなる。
私が先生の芸術を好きなのは、その作品によって、私の中にある美しさを認めてもらえるからかもしれない。
しかも目覚めさせてくれるようだから。

人が求めているものには、その人の価値観が反映されている。


私は先生に、私の中の美を認めてもらえて、自分で自分を認めることができた。
そうして私は、
本当に意義のある向上心を持って、大人になることができた。

人は、自分の中にある美しいものを存分に表に出せる相手をより欲する。
人の暗闇の奥を照らす視線は寒い。

私は、私の美を認められた。
私は今後、この美を大切にして、先生を幸せにする人間でありたい。