深酒の翌日、記憶のないミンが起きると態度のおかしいジョーがテーブルに座っていた

 

いつもと違うそっけない態度で出ていくジョー

 

 

職場では、監督とトンがまた喧嘩をしている

 

トンの結婚式の都合で撮影を延期させろと言っているのだ

 

怒った監督は、ジョーを代わりに主役に据えると言い出す

 

 

ウット社長がさらに上のボスに電話を掛けるが、ボスはジョーに決断は委ねると無責任な事を言っている

 

どうやら面倒事はごめんらしい

 

昨夜の記憶が蘇るジョー

 

仕事でだけではなく、愛したミンにとっても、自分は単なるトンの身代わりだった

 

引き受けたいと言うジョー

 

けれどもボスはジョーが断る事を前提として委ねると言っていたらしい

 

ジョーが主役を引き受けるなんてと激怒しているボス

 

ジョーが主役でも良いが、失敗したら後はないと言うボス

 

ウットに止められるジョーだが、今夜ウットの家に行き、事情を説明すると言う

 

 

ウットの家では妻が双子を妊娠して大変だけれども幸せそうな様子だった

 

妻が眠った後、ジョーはミンとの事をウットに話す

 

だからスタントマンではなく、主役を演じてみたいのだと

 

理解してくれるウットだけれども、まだミンと別れ話をしていないと言うジョーに、きちんと話をつけろとアドバイスをする

 

帰って来ないジョーを心配したミンから電話が掛かり、ジョーは別れ話を切り出す

 

荷物をまとめて出て行ってくれ

 

理由がわからないミンは混乱するけれども、ジョーはそのまま電話を切ってしまう

 

 

翌日、ミンが会社でジョーを待ち伏せしていた

 

物陰で言い争う2人

 

ジョーが住めと言ったのに追い出すのか、と迫るミンに

 

クリスマスの夜、自分の背中を抱いてトンの名前を呼んだと話すジョー

 

ミンは失恋をして、自分は身代わりなんだろう、と

 

去ろうとするジョーの腕を掴むミン

 

自分の命令を聞けと迫るミン、抵抗しきれないジョー(だって普通にしてたら圧倒的にジョーのが強いよね?)

 

そこへソルがやってくる

 

喧嘩を始めるミンとソル

 

巻き込まれるジョー

 

駆けつけたウットに出ていけと言われミンは会社を後にする

 

 

夜、ジョーの家で待っているミン

 

帰って来たジョーは出て行ってくれとにべもない

 

すがるミンは、悪かったと謝るけれども、プライドを傷つけられたジョーは聞く耳を持たない

 

仕事以外で誰かの身代わりになる気はない、良い想い出にさせてくれと言い切られるミン

 

そこへトンから電話が掛かって来た

 

明日の制作発表会の時、ジョーが来ないように足止めしてくれと言われるミン

 

ジョーの映画の相手役がソルだと聞き、ソルトの関係を勘ぐり、想いが暴走したミンは、ジョーに暴力を働き、気絶させてしまう

 

 

意識が戻ったジョーは、後ろ手に拘束され、ミンの持つ家に監禁されていた

 

制作発表会に行かせてくれと懇願するジョーだけれども、ミンは聞く耳を持たない

 

一生ここで自分と過ごさせ、ソルにも会わせないと言うミン

 

 

一方、制作発表会場では、ジョーが現れない事で現場が混乱していた

 

そこへ、お祝いの花束を持ったトンがタイミングよく現れる

 

ウットはトンを疑うが、ジョーが来ない事にはどうしようもない

 

 

監禁されているジョーはミンに聞きたい事があると話しかける

 

トンさんの事が好きなら、何故ミンはソルの事を気にするんだ、と

 

自分は単なる欲望を処理するための道具でしょ?と言うジョーの言葉を否定するミン

 

それなら自分の事を1度でも愛した事があるか?と問うジョー

 

分からないのか、と答えるミン

 

欲しいものは何でもあげるから一緒にいて、と言うミンに、自分が一番欲しいものはミンだと言うジョー

 

抱きしめたいから拘束を解いて?と言うジョーに従うミンが背中を見せた隙に、逆にミンを拘束し、君が愛しているのはトンで自分じゃないと言い残してミンから逃れる

 

 

ウットの元に現れ、今日の事を説明するジョー

 

トンとミンはグルか、と納得するウットだけれども、ボスはカンカンでジョーは業界から追放されてしまった

 

もうこの国で役者はおろか、スタントの仕事をする事すら叶わない

 

落ち込むジョーは、それなら海外の会社でスタントをすると言う

 

何とか思いとどまるように言うウットとその妻

 

 

そしてジョーは危険なスタントへと挑む

 

マフィアがバックにいる、違法な海外の制作会社のスタント

 

本番の前にミンからの電話を受けるジョー

 

ミンは、帰って来て欲しいと懇願する

 

帰って来てくれたら2度と誰かの・・・

 

バッテリーが持たず、それ以上は話せなかった2人

 

 

そして本番が始まり、あの事故が起きる

 

 

 

 

現在

 

会社のエレベーターで偶然ミンと乗り合わせたジョーは、降り際にミンに腕を掴まれ、どこかで会った事がある?と聞かれる

 

勘違いだと振り切ったジョーだけれども、雨の中、水たまりに映る現在の姿を見ながらミンのせいでこの身体に入ったんだと1人呟く

 

 

自宅に帰ると母が、まるで小さな子供をお世話するように、雨に濡れたジョーを心配する

 

ジョーは自分がいなかった2年間の事を調べ始める

 

ソルは韓国に戻り、たまにタイに戻って来ている

 

トンは制作発表会の後、監督を追い出し、主役に返り咲き、映画は各国で評判を得て更なる成功をおさめていた

 

私生活ではメイと結婚して、大富豪の娘婿になっていた

 

そしてミンは半年ほど前から映画やCMで活躍を始めていた

 

対して自分は、事故を隠蔽され、ネットのどこにも事故の事すら転がっていない

 

まるで最初からいなかったみたいに

 

 

ジョーは意を決して夜に紛れて住んでいた部屋を訪ねてみる

 

そこにはミンがいた

 

料理をし、かつて買った食器に盛り付け、まるで誰かを待っているような姿

 

気配を感じたミンはジョーの名前を呼びながら周りを探し始める

 

ジョーはかつての自分の言葉を思い出す

 

「自分の夢は、部屋に明かりがついていて、美味しい匂いがして誰かがお帰りって言ってくれる事」

 

 

ミンって完全にモラハラDV彼氏なんだけれども、何故か憎めなくなって来たのよね

 

だってもうジョーの事が好きだったでしょ?

 

一緒にいて幸せってこういう事なのかなぁ~って感じてたんだよね?きっと

 

それなのに、今まで叶わなかった事なんてない、初めて手に入れられなかったトンへのどうしようもない初めての恋心がやるせなくて、ついジョーの事をトンに身代わりにしちゃって

 

(っていうかむしろ身代わりはトンの方なんだけど)

 

それを見透かされて、ずっと自分を好き好き大好きって思ってくれていたジョーまで去りそうになってパニックになったんだろうね

 

だけど監禁は犯罪だけどさ

 

ミンにしてみたら、映画くらい自分がスポンサーで撮ってあげるよ?って事なんだろうね

 

ジョーにとっては、トンの身代わりじゃない自分になれる唯一のチャンスだったのに

 

 

ミンもちゃんと伝えるべきだったよね、今はあなたの事が好きだ、って

 

だからソルに嫉妬しちゃった、ごめん、て

 

まぁそれだとお話にならないから(身も蓋もない言い方)

 

ソルちゃんには申し訳ないけれども、ミンがもう1度ジョーに出会えて、想いをちゃんと伝えられますように、と願わずにいられない

 

そして松也を無事に動物園送りにしたい

 

メイお姉ちゃんにはふさわしい方が現れると信じております、はい