※30日のボイネクスぺエピに備えて、ボイネク詳細ネタバレ全てアメンバー外しておりま~す!

 

「俺は恋愛なんか求めてない!」のスピンオフ、サブカプによる「僕の指先に君の温度が触れるとき」最終第6話ネタバレしまくりレビューです

 

すみません、好きすぎてもはやレビューではなく2次創作の域ですが何卒お許しください

 

 

花びらみたいな雪が降る中、ホテに別れを告げたドンヒを乗せた車が遠ざかる

 

もう2度と会えないみたいに

 

指先に触れた温もりが消えて行く

 

 

突発的にプールに飛び込んでしまったホテを友達が助けてくれる

 

ドンヒと過ごした秘密の部屋に入るホテは

 

そこには居ないはずのドンヒの残像を見る

 

 

ずっと傍にいるって言ったのに、嘘だったのかと聞くホテに

 

全ては変わりゆくと言うドンヒ

 

俺は変わらないのに

 

俺だけが変われないのに

 

 

残像さえも消えてしまい1人取り残されるホテは、自分が幼い頃に描いた絵日記を見つける

 

記憶のあちこちにある、その頃はお兄ちゃんみたいだったドンヒとの思い出

 

絵日記を繰る手が止まるホテ

 

空白のページに描かれていたのは自分の似顔絵だった

 

 

2人で過ごした日々

 

プールの中にいるホテ

 

光の中でと名付けられた向い合う2人

 

ホテの寝顔

 

プレゼントした花を背景に描かれた自分の似顔絵

 

ラブレターみたいな似顔絵達

 

 

行き場のない思いを抱えたままホテはバイクで無茶な走行をする

 

クラクションが鳴り、まぶしい光が弾けて、ホテは冷たいアスファルトの上に横たわる

 

 

柔らかく笑うドンヒ

 

濡れて軽くウェーブした前髪から自分を見上げていた瞳

 

重なった唇

 

自分の中に湧きあがったあの時の強い衝動

 

最後にそっと触れた指先の温かさ


弟で良かったのに


ただ側にいたかったのに


それだけで良かったのに

 

 

そっと目を閉じるホテの上に、雪みたいな花びらが降る

 

 

 

ソウル

 

大学生になったドンヒは、ホテの母親からの電話を受ける

 

ホテがバイクで怪我をした

 

 

病院、ホテはドンヒからの電話を受ける

 

大怪我しないと電話もかけて来ないと文句を言うホテ

 

なぁドンヒ、都会の生活は楽しい?

 

ちっとも楽しくなさそうな顔で、うん、と答えるドンヒ

 

俺と離れられて最高だろう?と聞くホテに、何も答えられないドンヒ

 

ドンヒは昔からよく笑っていて優しかったと言うホテ

 

自分は大丈夫だから、と電話を切る

 

切れた電話を見つめるドンヒは、ホテの入院している病院にいた

 

 

ホテの病室にそっと入るドンヒ

 

お前は大丈夫だ

 

お前の翼はまだ折れてないよ

 

眠っているホテに言い残して病室を出る

 

ホテの肩が静かに震えている

 

 

そして7年の時が過ぎた

 

海に向かうドンヒ

 

海の近くで働くホテの首には広げた翼のタトゥーが入っている

 

 

想い出の海で、ドンヒを思い出すホテ

 

すれ違う2人

 

いつか2人で写真を撮ったフォトスポットに重ねて写真を見るドンヒ

 

やがて写真を下すと、そこには大人になったホテが立っていた

 

微笑み合う2人

 

 

ねーもぉ、泣いたの私だけですか?

 

切なかった・・・

 

最初学生時代と聞いた時は「えっ?」って思ったけれども

 

全然学生に見えた

 

 

特にドンヒ役のドウさん凄い

 

男の子が少年から大人の男性になるほんの少し前の一瞬の輝きがめちゃくちゃ出てた(と思うのは私だけか?)

 

何て言うか、まだ「男」じゃない中性的な美しさと言うか


どちらにでも転んでしまいそうな危うさというか


危ういから美しいというか


(昨日書いた逢魔時)

 


7年後、髪形がちらっと変わってるだけなのに、その瞬間「大人の男性」へと変わってるんです

 

UNKNOWNの小遠と同じ

 

同じ人なのに、確実に大人になってるの

 

彼の中だけでちゃんと時間が流れているの

 

すごいよ、本当に

 

 

すぐ近くにいるのに、想い合っているのに、絶対に届かない、永遠みたいに遠い存在

 

この先の2人がどうなるかは、結局見た後でわからなくなりました

 

 

私はずっとTRUE ENDだと思ってたんですよね

 

ホテはうっかり付き合った彼女との間に新しい命を授かって

 

彼女は何ならホテの心の中にいるのがドンヒだって気づいてホテを殴るんだけど

 

殴って終わりじゃなくて、殴ってそれでも私といなさい!あんたも私も必ず幸せになるからって言うタイプの強くて逞しい女性で


ドンヒにも宣戦布告じゃなくて、あなたが心の中にいても私は必ずホテと幸せになってみせる!


でも会いたいなら止めない


なんなら3人で暮らそう!


アタシはホテが好きなあんたの事も引き受ける!


くらい言っちゃう格好良い女性で


 

そんなん言われたらドンヒは泣いて、泣いて、泣いて、泣いて、目が張れちゃうくらい泣いて

 

それでも最後は心からの笑顔で祝福する

 

だってお兄ちゃんだから

 

だって大好きだから

 

大好きな人を自分より幸せに出来る人がいたら譲らなきゃ仕方がないから

 

だからドンヒなわけで


そんなドンヒをホテは大好きだったわけで


 

やがて時が流れて

 

ホテは3人くらいの騒がしい子供達の父ちゃんになってて

 

相変わらず奥さんの尻に敷かれて喧嘩ばかりしてはいるけれども、でも幸せそうで


息子にうちの母ちゃんは世界一強くて格好良い女だとか惚気るくらい幸せで

 

ドンヒにはちゃんと素敵なパートナーがいて(スピンオフのスピンオフでいかがですか?)

 

ホテはかけがえのない友人として、ドンヒの近くにいる、っていう

 

もうドンヒを見るホテの瞳の中には恋はない


あるのはただ長く続く友情だけ、っていう


そういうTRUE ENDを思い描いていたのですが

 

これ見ちゃうとそれじゃあんまり・・・って思っちゃったりもする

 

つーか、何故ホテは女の子と次から次へと付き合うんだ

 

そこが私にはよくわからない

 

高校時代はわかるんだけど、大人になってからもそうしていたのは何故なのか


 

けど!これを見ると俺は恋愛なんか求めてないのホテとドンヒの事がよくわかって

 

もはや私の中でこっちがメインカップルになってます(ごめんなさい、向こうはもう幸せらぶらぶバカップルだから放置でよろしいかと)

 

私はやっぱり、こういう心の機敏を繊細に描いた作品が大好きです

 

役者さんの力量あってこそ、ですよね

 

 

叶わない恋はただただ美しい

 

だってその想い出は、叶ったはずの恋が生活によって壊れていく過程で穢れる事がないから

 

永遠に、ただ美しい想い出として閉じ込められるから


それでも今、隣にいる人の方が強い


積み重ねた時間こそが愛だから



最後、見た目は可愛いんだけど肝っ玉母ちゃんな奥さんが


ねー、ホテ


あんたがドンヒ兄さんを好きだった時間より、アタシと結婚してる時間の方が長くなったんだよ


勝とうなんて思わない


でもアタシは自信があるんだ


アタシが世界で1番あんたを愛してるって


とか言わせたい(それはもはやBLではない)

 

 

本当に素敵な物語でした

 

これ見ただけでもFODの元取れました(個人的な意見です)

 

ハマってるの私だけな気もしますが(汗)、もしレビューを見て興味を持ってくださった方がいらっしゃればぜひご覧になってくださいね