ふったらどしゃぶり、第6話ネタバレありレビューです
「何も壊さない」とは言ったものの、ふとした拍子に一顕(原因は自分にある/武藤潤)のことを考えてしまう、整(伊藤あさひ)。
帰宅すると、同居人の和章(松本大輝)から鎌倉に引っ越さないか提案される。
鎌倉に引っ越したら、一顕との関係も振り出しに戻れるのではないか…そんなことを考えていた中、和章から「同僚の萩原からの電話に出た」という事実を聞かされ…。
一方の一顕は、かおり(秋田汐梨)にスマホを持っていかれたまま、どうにも出来ないでいた。
昼休憩に、事情を説明しようと整を呼び出した一顕だったが、「萩原には関係ない」と虚勢をはる整の“他人事”のような態度に寂しさを抱いて…。
コンビニで一顕が飲んでいる甘い缶コーヒーを買おうとした整は、スマホを忘れた事に気づく
帰宅すると和章が丁寧に淹れたドリップコーヒーを勧めてくれるが、断る整
そんな整に和章は鎌倉に引っ越そうかと思うと告げる
戸惑う整に、会社なんて辞めれば良いのではないかと言う和章
ベッドで横になり、雨の音を聞いている整の隣に座る和章
電話が鳴ったから出たと
バレたとか、ごめんとか、わからない話ばかりしていた、と言う
整は、一顕の事をストレートに話す
誤送信がきっかけでメールをやり取りするようになり、会うようになって関係を持った
誘われたけれども、嫌ではなくて嬉しかった、と
整のスマホを壁に投げつけた和章は、整を押さえつけて強引に関係を迫る
そんなに簡単に、しかも男と関係を持ったのかと憤る和章に対して
簡単に見えていたとしても自分も萩原も簡単ではない、と言う整
出来れば誰でも良かったのか、と問う和章に対して誰でも良かったのかもしれないが、和章とだけはしたくない、と答える整
もう、戻れなくなる
翌朝、割れたスマホからSIMを抜き出し折ってしまう整
会社で一顕が整を呼び出す
昼休みに外で話す2人
整は一顕からの電話に和章が出た事を告げる
嫉妬をさせて盛り上げるのって古典的だけれども効くっぽい、と言う整
強がりに気づく一顕に、もう2人になるのはやめようと言う整
バイク便で届いたスマホに、かおりからのメッセージが
仕事の後、喫茶店で会うかおりと一顕
手をつけないままのカップを前に話す2人
女性なら流せたかもしれないが、男性が相手なのは無理だと言うかおり
触れられたくない、というかおりに、前からそうだったろう、と言う一顕
させなかったから、ヤケになって男と浮気したのか、というかおりに
させなかったとか、俺はかおりの飼い犬じゃない、と言う一顕
かおりは、一顕が出ていった日、追いかけなければと思ったのに身体が動かなかったと言う
一顕が悪いわけではなくて、誰と付き合っても必ずそうなる、と
関係を持てなくなる、と
メールで自分の事を一顕は一度も下げたり責めたりしていなかった、と
大切にされている事もわかっていた、と
ごめんなさい、と心の中をさらけ出すかおり
そうして、一顕から言って、と促す
好きな人が出来ました、別れてください
別れを選択する2人
1人で残された一顕の元に、ホットコーヒーが運ばれてくる
凄く素敵な回でした
特にかおりちゃんが
ずっとかおりちゃんは一顕の美味しい所だけが欲しい、狡くて嫌な女なんだと思っていたけれども
そうではなくて、かおりちゃん自身も苦しんでいた事がよくわかりました
やっと自分の苦しみを一顕に言えたのに、もう一顕は自分の隣にいない、って
ドラマの中の人に思うのは滑稽だと思われるかもしれませんが
次に恋をした時は、自分の弱い所も苦しい所も全てさらけ出せるようにと願ってやみません
お料理が苦手な人、運動が苦手な人、片付けが苦手な人、人付き合いが苦手な人
色んな人がいるわけで
性的な関係を持つ事が苦手な人だってたくさんいると思う
その中でそれが一緒にいる2人のどちらかにとって大切な事ならば
本当はちゃんと話し合って落としどころを見つけなければならない
それが何故あんなに素敵な一顕と出来なかったのかなぁ・・・と残念ではあります(かおりちゃんに入れ込み過ぎ)
きっと嫌われたくなくて、だけど一顕の優しさに甘えてたんだろうね
それが一顕を失う事になったとしても、という事が薄々わかっていたのだとしたら
お互いに人生を共にする相手では絶対になかった、という事なんだろうな
あと残るは和章の謎
えっ?しちゃったの??
何で今までしなかったのに??
和章が整に対して抱いている気持ちがイマイチ私にはわからない
好きだけど、兄弟に対するような感情なのか、または純度の高い友情だと思っていたのに・・・
兄弟や友人に性的な関心を持つ事はないと思うから(少なくとも私は1度もないです)
これはやはり原作とその続きを読まねば
あとは演出の意図はないのかもしれませんが、コーヒーが印象的だった・・・
整が買おうとした、一顕が外でしか飲まない不純物たくさんの甘ったるい缶コーヒー
和章が淹れていた、こだわりのドリップコーヒー
そして一顕の前に残された喫茶店のホットコーヒー
どんなこだわりのあるコーヒー、ではなく
きっと安くて甘ったるい缶コーヒーだとしても
一顕と整は「2人で」飲む事を選択するんじゃないかなぁ
少なくとも一顕はもう選びましたよね?
整の答えも、もう出ている気がするんだけれども
和章はどうするんだろう・・・
やっぱり原作を・・・(放送が終わったら読みます)