某ブログ主様がおすすめして下さっていた台湾ドラマ
僕らも知らない僕ら-UNKNOWN-(關於未知的我們)6話までのレビュー
まだ子供の頃に両親を亡くした、魏謙(ウェイ・チエン)は、小さな妹、小宝(シャオバオ)のために、ガラの良くないチンピラグループの手伝いをし、必死に働いていた
ある日、家路の途中で会うストリートキッズの少年に食べ物を渡したり、自分の洋服を分け与えたりしているうち、後を追ってきた彼を、魏之遠(ウェイ・ジーユエン)と名付け、弟として、妹シャオバオと3人で暮らす事にした
生きるためにチンピラの手伝いをするが、三胖(サンパン)に説得されグループを抜けようと決意し、ジーユエンの目の前で賭け勝負の決闘に挑む
その後、大学にも進学し、友人たちと会社を興すチエン
月日は流れて、チエンよりも大きく、頼もしく成長したジーユエンは大学生となり、チエンの会社の手伝いもしている
チエンは自分の世話ばかり焼こうとするジーユエンを気遣い、兄らしくサイクリングに誘ったり、ボクシングを教えたり、釣りに出掛けたりする
そこでジーユエンは男性が好きだとチエンに告白する
ジーユエンの事を心配するチエン
友人のサンパンだけがジーユエンのチエンに対する気持ちに気づいていた
一方、妹のシャオバオは思春期で、露出の多い服を着てモデルになりたいと言ったりして、こちらも兄のチエンを悩ませている
ある時、チエンの会社HOTが経営難に陥るが、元々チエンの個人的なファンでもあるという美しい女性社長の馮寧(フォン・ニン)が資金援助を申し出る
そのパーティーの際に、フォン・ニンに、個人的な感情には応えられないと告げるチエン
一方、発熱しているにも関わらず忘れ物を届け、親し気な様子のチエンとフォン・ニンを見て取り乱したジーユエンはワインを飲み過ぎた勢いのまま、チエンの事が好きだと告げてしまう
動揺してジーユエンを殴ってしまうチエン
ワイングラスで手を切ったジーユエンと、チエンの様子を訝しむサンパンだが、何もする事が出来ない
その日以来ジーユエンを避け、会社に寝泊まりするチエン
ある日、サンパンがチエンのパスポートを取りに家に来た
話し合うジーユエンとサンパン
何故、血の繋がらない兄であるチエンを好きになっては駄目なのかと問われ、正しいと思うか?と問うサンパン
間違えてはいない、と答えるジーユエンにため息をつくしかないサンパンは、チエンがジーユエンのために貯めていたお金を渡し、留学を勧める
何も話し合わないまま、ドアノブにかけられていたブレスレットを手に1人、アメリカに旅立つジーユエン
顔も見ないまま見送るしかないチエン
もぉ~、あっちもこっちも切なすぎ(涙)
まぁ多様性の時代でも、同性の恋愛というのは当然ハードルがありますわな
お互いがお互いを想っていないといけないという高い高い壁が当然あるわけですが
そこに血の繋がらない兄弟ってどんだけ
でも好きになるわなぁ、あんなに全身全霊を掛けて自分を守ってくれたら
普通の少女漫画だと相手シャオバオだけど、だってBLだもの(魔法の言葉)
すでに泣きそう(歳取ってますます涙もろいオバ)
どうなるのぉ~、という事で一気見しそうなので、また見終わったらレビューさせていただきます
たった1人で取り残されていたジーユエンは食べ物を恵んでもらい
服をもらい
名前をもらい
家族にしてもらい
部屋を与えてもらい
命がけで守ってもらい
安心をもらい
愛をもらい
その結果、心の奥の柔らかい場所に血の繋がらない兄であるチエンだけを入れてしまったんだよね
書いているだけで切なくて泣けてくる(勝手に泣け)
友情や、家族は、限りなく恋に近いと思っていて
それでも相手に触れたいと思うって事は、それはもう恋だよ
友達に触れたいとは思わないし、家族とはやがて距離が出来るものだもの
説明できるうちは恋じゃないし、人を好きな気持ちは止められない
けれども、叶う相手ではない
どうかジーユエンの未来が笑顔でありますように