ふったらどしゃぶり、第2話レビューです

 

 萩原一顕(原因は自分にある武藤潤)からの誤送信メールがきっかけで、何気ないやり取りをするようになった半井整(伊藤あさひ)。

 

 同じ電器メーカーで働き、職場でも話をする2人だが、お互いにメールの“相手”だとは思わずにいた。

 

 同棲中の彼女・水谷かおり(秋田汐梨)や友人らとバーベキューに行った一顕は、友人の結婚を聞くが、セックスレスである現実を突きつけられたように感じる。

 

 そして、整にその悩みを打ち明けると…。

 

 

 整は和章に捨てられそうになる夢を見て目覚める

 

 揺れる心を抱えたまま、相手を知らずに送る一顕とのメールで少しずつ深い話をするようになる

 

 

 ある日名刺の名前が間違えている事に気づき、応急処置として名刺プリンターで作ってくれたものを整から受け取る一顕

 

 以前注意されてから苦手意識を抱いていた整と、今度は和やかに話す一顕

 

 

 一顕は友達とのバーベキューで、友人カップルが結婚する事を知る

 

 一顕達もそろそろかと聞かれて、思わずセックスレスな事をぶちまけそうになる

 

 何とか思いとどまる一顕は、相手を知らないままのメール主に、彼女との関係を話す

 

 

 長く付き合っていて同棲している彼女とは、このまま結婚すると思う

 

 ただ、やんわりと拒まれたまま1年が経ってしまって、このままの関係が続いてしまう事だけが引っかかっていると

 

 

 一方の整は、一顕との会話を思い出して和章の前で微笑んでしまう

 

 かびたパンを机の中に隠していたのが見つかった子供みたいだった、と

 

 

 同期会の日

 

 静かにジンライムを飲む整の元に一顕が現れる

 

 整の事を潔癖というか、清潔感があると言う

 

 整は、一顕が何故自分に微妙に敬語なのかを聞く

 

 会話の中で、メールで出てきたメイクの事を「顔を作る」という言い方に引っかかる整

 

 整との会話の中で、彼女がネイリストな事を話す一顕

 

 良い彼女だね、と言われた時に一瞬、そうなんですかね?と答えてしまう一顕

 

 

 同期会が終わり、どしゃぶりの雨の中で傘もささずに1人で立つ整を見て、慌てて傘を差し出す一顕

 

 振り向いた、雨に濡れた整に一瞬、息を呑む

 

 雨の音が珍しいという整に、音だけ聞けるサイトをメールで送ろうかという一顕

 

 けれども整はやんわりと断る

 

 

 雨に濡れて帰宅した整の髪をタオルで拭く和章

 

 一顕の話を嬉しそうにする整に、不機嫌になる和章は風呂に入れと言う

 

 

 整は和章の事を考えていた

 

 和章の嫌いなものは、飲み会、ビニール傘、無地ではない服、テレビ、生成りか白以外のタオル、それから・・・

 

 学生時代に交通事故にあった両親を亡くした整を支えてくれたのが和章だった

 

 整の望むような関係にはなれないけれども、他の誰かと付き合ったり結婚したりはしない

 

 ずっと傍にいる、と

 

 

 お風呂から上がった時、倒れてしまう整を優しく心配する和章

 

 この先も、触れ合わないまま、ずっと柔らかく拒まれながら時を重ねる事に対する想いが溢れてしまった整は

 

 身体の関係を持つか、和章が自分でしている所が見たいという

 

 「整の口から、そういう事は聞きたくない」

 

 なら自分でする所を見ていて?という整に、背中を向けて去る和章

 

 虚しさを抱える整

 

3話の予告が見当たらないから、げんじぶの動画貼っときました(笑)

 

今回はげんじぶから長野君、来てましたよ~!

 

シークレット同盟で長妻君と結果的にBLしてた長野君(笑)

 

さておき

 

 

今回は伊藤あさひ君の事を綺麗な子だな~ってちゃんと思えました!

 

やっぱり演技力がきちんとあると、物語に説得力がありますよね!

 

あと原作が素晴らしいんだと思います

 

未読なのにそう思えます、はい

 

 

何ていうか、一顕も整も、ただ欲望を満たしたいだけなわけじゃなくて

 

相手の事が好きだからこそ、大切なものを取り上げられたままで関係が続く事に漠然とした不安を抱えていて

 

それがメールの会話によって、鮮明に浮かび上がってしまいつつある、っていう感じで

 

この葛藤の描き方がめちゃくちゃ秀逸(きっと原作がそうなのでしょうが、それがきちんと伝わるドラマになっています)

 

 

俺ら若いオトコだからやりた~い!

 

やれないなら外で満たす?的な簡単な話ではなくて

 

好きだからこそ、その先にある長く続く深い関係を望んでいるからこそ、心も身体も全て満たされたくて、でも相手を傷つけたくはなくて、決して離れたいわけではなくて

 

人に簡単に話せる事でもない、というかきっと、2人ともとても細やかに誰かの事を思える素敵な男性だからこそ

 

あけすけなボーイズトークや、身体だけの相手を作る事で発散する事も出来ずで

 

ただただ自分の中で何とか抑え込もうとしていた日々の葛藤が物凄く伝わって来ました

 

 

そういう2人が会話の中で同じ悩みに気づけば、互いに深く想いあう事が出来るはずで

 

すごく次回が楽しみになりました

 

 

あと和章君はアセクシュアルなのかな?

 

私も恋せぬ2人を見るまで知らなかった言葉で

 

ドラマってそういう、知らなかった誰かの葛藤や悩みを知る事も出来ますよね

 

知っている事が多いと、誰かを不用意に傷つける事も少なくなるのかな?と思うので

 

私はやっぱり映像作品に触れる事が大好きです

 

 

主演のお二人について

 

武藤君は未成年の謙信君と同じで、上手過ぎないからこその粗削りな魅力が生きていて(十分演技上手なんですよ?でも嫌らしさがないというか、フレッシュさが伝わるというか)

 

伊藤あさひ君は、繊細な演技がものすごく上手

 

ちゃんと和章の前では可愛くて、会社ではスンとしてて近寄りがたくて

 

2人が素敵な原作を思う存分魅力的に映像化してくれている事が勝手に伝わってきます

 

原作も読んでみたいな~

 

きっと素敵なお話なんだろうな

 

 

単なる男の子同士のアレコレではなくて、とても深い「愛」に対するテーマを内包している素敵な作品だと思います

 

片方を異性のカップルにしたからこそ、のリアル感もありで

 

この先の物語と、2組のカップルが選択する未来が幸せでありますようにと願わずにいられません

 

 

総評~友情と愛情の違いはね、相手に触れたいかどうか、だよ。心の中に深く入りたい、だからこそもっと深く触れあいたい~