未成年~未熟な俺たちは不器用に進行中~

 

第8話のネタバレありレビューです

 

今回も本島君の演技力と、謙信君の魅力が際立つ回でした

 

 蛭川(ONE N' ONLY上村謙信)の父・正彦(オクイシュージ)が亡くなって以来、蛭川は学校に来ない日々が続き、水無瀬(本島純政)は学校の成績も伸び悩んでいた。
  そんな中、花火大会の夜に1人で家に帰ろうとした水無瀬の前に現れた蛭川は、自身が転校することになったこと、自分の力で生きていくために水無瀬にもう連絡はしないことを一方的に伝え、水無瀬の前から姿を消してしまう。
 そこから月日が経ち、高校卒業を迎えた水無瀬は、かつて蛭川が住んでいた家をふと訪れる。
 誰もいなくなった家に残されていた『水の音』のDVDを手に取り、蛭川と一緒に観た思い出を浮かべながら開けると、そこには「水無瀬へ」と書かれた1通の手紙が入っていた―――。

 

 

蛭川と別れた日以来、水無瀬はぼんやりと毎日を過ごしていた

 

勉強にも身が入らず、夏休み前の定期テストの振るわない成績に、母の沙貴(加藤貴子)は苛立ちを見せる

 

次に帰って来た時は留学の手続きを始める、と宣言する母をただ黙って見送る水無瀬

 

 

勉強中も蛭川からの連絡がないか、スマホを気にしてしまう水無瀬だが

 

蛭川に出会う前のように、高校2年生の夏休みを友人の芝(今井悠貴)や根本(宮地樹)達と、塾で、カフェで、淡々と勉強をしながら過ごしていた

 

 

花火大会に行きたいという根本をあしらいながら別れた、夏休みが終わる少し前のある日

 

水無瀬はマンションの前で蛭川に呼び止められる

 

驚く水無瀬に、実は塾の前からつけていた、浴衣姿の女の子達と花火大会に行ったらどうしようと思っていた、と吐露する蛭川

 

水無瀬の家に遊びに行って良いかと聞いた蛭川だが、長い沈黙の後、小さく嘘、と呟く

 

水無瀬の家には行けない、少しでは済まなくなる、と

 

「俺、転校する」

 

 

 

いつもの公園を歩く2人

 

母親の所に行くのか、と問う水無瀬に、母親と一緒には住まないが、近くに高校の寮があるのでそこに入ると言う蛭川

 

父親と住んでいた家には居たくないという

 

あの家に住んでいると、今の自分から変われない、酒に溺れて暴力をふるって惨めな最期を迎えた父親のような未来がある気がする、と

 

蛭川はそんな風にはならない、という水無瀬に対し、自分も散々水無瀬を振り回して迷惑を掛けたという蛭川

 

「そんな事思ってない」

 

「水無瀬は優しい」

 

 

優しくはない、自分の事しか考えていないし、肝心な時に役に立たないただの子供だと自嘲する水無瀬

 

ごめんね、と謝り、自分は大丈夫だから元の自分に戻って良いと水無瀬に告げる蛭川

 

良い大学に入って、良い企業に就職するのが水無瀬の夢だと

 

自分もちゃんとした大人になりたい、と

 

どんな事があっても、自分の人生を自分の力で打ち勝っていけるような、そんな大人になりたい、と

 

「大人・・・」

 

水無瀬の小さな呟き

 

 

そのために1度全て捨ててみるという蛭川

 

「だからもう」

 

泣きそうな水無瀬の横顔

 

何かを決意した蛭川の横顔

 

「だからもう、連絡しない」

 

友達になってくれてありがとう、という蛭川に、何も返せない水無瀬

 

目を逸らした蛭川が、水無瀬に背を向ける

 

思わず呼び止める水無瀬の声に立ち止まる蛭川

 

けれども、水無瀬が掛けようとした言葉は打ちあがった花火に打ち消される

 

元気で、とだけ告げる水無瀬に背を向け、立ち去る蛭川

 

夜空には夏の終わりを告げる花火が、ただ美しく打ちあがっていた

 

 

卒業式の日、水無瀬は1人で蛭川と出会った水飲み場に向かう

 

蛭川との記憶をなぞるように、蛇口から水を出し、指先で触れる水無瀬

 

 

帰り道、水無瀬と芝は志望校に合格したが、根本は浪人が決まっていた

 

そんな2人と別れた水無瀬は蛭川の家の前を通りかかる

 

売り出しの札が掛けられたままの蛭川の家

 

門扉を引くと、鍵は掛っていなかった

 

玄関は固く閉じられていたが、2階の蛭川の部屋の窓の鍵が開いており

 

水無瀬は思わず部屋に立ち入ってしまう

 

2人で見た映画の事を思い出す水無瀬

 

 

ふと部屋に目をやると、あの時に見た映画のDVDが残されていた

 

ケースを開く水無瀬の目に、宛先のない手紙が映る

 

 

それは水無瀬に向けて書かれた、蛭川からの手紙だった

 

水無瀬が読み始めたその手紙は、やがて蛭川の声へと重なる

 

 

お互いの誕生日に手紙を送り合うと約束をしたのに、渡せないから返事はもらえない、でもそれで良い

 

仲良くなれて良かった、水無瀬と出会えてなければ自分の事を嫌悪したままだった

 

水無瀬と過ごして、ちゃんとした人間になりたいと思った

 

自分とは違い過ぎて、水無瀬が凄いと思えた

 

そんな水無瀬に釣り合う人間になりたいと思ったし、そんな気持ちにさせてくれた事を感謝している

 

本当は転校なんてしたくなくて、ずっと水無瀬と居たい

 

けれどもそれは自分の我儘で、自分といると水無瀬には悪い事ばかりが起きる

 

だから水無瀬は自分とは一緒にいない方が良い

 

最後は笑って挨拶をしたいけれども、うまく笑えたかはわからない

 

 

打ちあがる花火を1人見上げる蛭川

 

 

本当は水無瀬の事が好きだった

 

けれども、それを伝えると水無瀬が自分から離れてしまう気がして言えなかった

 

自分はこれからも何度も水無瀬に会いたくなると思う、と

 

何度も、何度も思うだろう、と

 

それでも、元気で、幸せでいて、と締めくくられていた手紙

 

 

蛭川の家を去る水無瀬には、少年ではない、強さの始まりがあった

 

もし大人になったら今度こそお前を守ってやりたい

 

ごめんね、と心の中で呟きながら蛭川の家を後にする水無瀬

 

・・・好きだよ

 

お互いに伝えられなかった言葉

 

 

時は流れて水無瀬は大学4年生になっていた

 

蛭川と同じ煙草を吸っている水無瀬

 

ゼミ室に顔を出した水無瀬は同級生の女子に煙草臭いからと被服用の消臭スプレーを手渡される

 

蛭川が自分の家に来る時に、スプレーを掛けていた事を思い出す水無瀬

 

 

同じ大学に進学した芝に、小説は書かないのか、と問われる水無瀬

 

誰にも読ませないから、と答える

 

 

芝と根本とカフェで話している水無瀬

 

そんな水無瀬に、根本は自分が通う大学で蛭川を見たと告げる

 

人違いじゃないのか、といぶかる芝に対して、あんなイケメンは見間違えないと答える根本

 

とてつもなく広い海で、はぐれた魚が仲間に再会できる確率はどれほどのものなのだろうか

 

 

大学の映画サークル

 

賑やかな部室

 

静かにPCに向かう背中

 

蛭川の横顔

 

 

もう僕らは未成年ではない

 

未成年ではない僕らが再び、出会えたとしたならば

 

 

蛭川から水無瀬にあてた手紙の中で「好き」という文字だけ、どちらの声でも読み上げず、視聴者に文字で読ませる形にしていましたが、それがすごく良かった~

 

 

そして言いたいけれども、言えない水無瀬の表情

 

少年から大人になると決めた時の水無瀬の表情

 

それほど演技のキャリアはないはずなのに、めちゃくちゃ繊細な表情の演技が上手な本島君、末恐ろしいわ~

 

 

そして謙信君は、謙信君の本来持つ魅力が全て詰まっている役だなぁ・・・と

 

私はワンエンのファンでも、謙信君のファンでもないので想像でしかないから失礼に当たると本当に申し訳ないのですが

 

きっとこの子は本当に純粋に真っすぐで魅力的な子なのだろうと感じさせる

 

見ていると味方になりたくなる、そんな魅力にあふれていて

 

もしかしたらそれは演技でそう見せているのかもしれないですが(だとしたらそれはそれで凄すぎる)

 

それでも、きっと謙信君自身が、性別年齢に関係なく、人を惹きつけてやまない、そんな魅力に内面も外面も溢れた子なのだろう、と思えて仕方がないです

 

冬ドラマも出演が決まっているし、演技力もあって、外面も魅力的で、スタイルまで良い

 

これから2人とも引っ張りだこになりそうですよね

 

特に謙信君、すごく大きな魅力を感じるし、クラシックな衣装も似合いそうだから

 

朝ドラとかにも早く出て欲しいなぁ

 

ワンエンも魅力的なグループだから、もっともっと売れて欲しい

 

 

 

ハピエンでハオレンを演じたレイ君、hisのナオヤ君(ほぼみな商のみなとさん、実弟)と謙信君、3人が彼氏持ち(笑)

 

歌唱力がめちゃくちゃ高くて、歌だけで人に感情を存分に伝えられる魅力もあるテッタ君(3人目に歌っている革ジャン黒髪の子)

 

ダンスが上手で、リーダーなのに怒れないらしい癒し系わんこな、ダンサーなのに歌も上手なハヤト君(金髪でサラストの子)

 

ダンスも歌も上手でギターまで弾けちゃって、お顔もすごく綺麗で運動神経抜群、現在はレッドブルーに出演中のエイク君(最初に歌っている子)と

 

謙信君もダンサーらしいけど、歌もとっても上手

 

全員ビジュアルも実力もあるグループです

 

子犬がじゃれあっているようなわちゃわちゃも可愛らしいし、楽曲も素敵だから

 

スタダがきちんとプロモーションしてくれれば(そしてそのプロモーションに横やりが入らなければ)

 

すごく大きくなる可能性のあるグループだと思います

 

SWAGではありませんが、今のうちに皆さん要チェック!

 

今ならお渡し会とかで直に会えるみたいですよ~(私は誰?笑)