入れて欲しい!と思っていたシーンがほぼ全て詰め込まれていたし
何なら原作より日本版にするならこれが良かったと思うシーンも!
脚本家の灯さん、大注目です!
グレー文字は私の勝手な解釈です(汗)
風磨と過ごしたレストランからの帰り道、黒崎(田島亮)と対峙する快(7ORDER/長妻怜央)
黒崎は店で風磨と過ごしていた快を見たと告げ、快に過去からの呪いを掛ける
「壊れて捨てられた中古品を可哀そうで拾ってあげようなんて、いい方なんですねぇ」
必死に拒絶しようとする快に、黒崎はカチカチとZippoを鳴らしながら畳みかける
「誰がキミみたいなのに本気になるのかな?」
呼吸が荒くなる快の元に風磨(WATWING/鈴木曉)が駆けつける
黒崎に誰かと問い、快に何を言ったのだと詰め寄る風磨だが、黒崎は肩がぶつかっただけだとその場を立ち去る
追いかけようとした風磨を制止する快は、心配する風磨を振り払う
風磨は黒崎とは違う、と風磨と過ごした日々を、風磨がくれた優しさを思い出す快
それでも過去を忘れられない快は、風磨への思いを断ち切るように走り出す
忘れられないくらい好きになってから失うのならば、最初から手に入らない方が良い
会社で快へメッセージを送る風磨
しかし快からは忙しい、寝てた、他に約束があるという拒絶の返信ばかり
電話にも出ない快
部屋を訪ねてみるものの、チャイムを押しても快は出て来ない
ドアノブに差し入れとメッセージを入れた紙袋を掛ける風磨
部屋の中で風磨の気配を感じていた快は、やがて抱えきれない思いを空色のノートに綴り始める
玲(濱屋拓斗)の部屋に居候している快
玲は家に戻らないのかと問う
玲には感謝しているという快に、風磨さんとは順調なのか、何故逃げるのかと問う玲
風磨に愛されているのに別れるのかと聞く玲に、まず付き合ってもいないし愛されてもいないと返す快
「珍しがられてるだけ」
もう少しだけ部屋にいさせて欲しい、新しい部屋を決めるからという快
「俺には快が泣きたいのに、無理やり別の方法を探しているように思える」
風磨とちゃんと話せと諭す玲
翌日、揃って大学に登校する快と玲
空は晴れているようで、でも雲が多い
そんな2人の前に風磨が現れる
気を利かせて先に去る玲、風磨と2人になった快はでも素直にはなれない
待ち伏せや自分に触れたり、名前を呼ぶのもやめて欲しいと風磨の目は見ずに告げる快
信じない、あの男(黒崎)と何かあったのかと心配する風磨に快は
「あなたに飽きた」
と告げる
遊びのつもりが本気になられて、世話なんてされて重すぎるという快
それでも
「最後の店はそこそこだったけど」
風磨の手が快から離れる
そんな風磨の目はやはり見れずに酷い言葉を吐く快
「もう、うんざりなんです」
それでも信じないと言う風磨
行かないで、と快の背中に声を掛ける風磨の声に立ち止まってしまう快は
「もう終わり、始まってもなかったけれども」
振り返らずに立ち去ってしまう
きっともう、忘れられないくらい好きなのに
ダートトラックのレース場
風磨は調子が出ず、レースに負けてしまう
荒れる風磨にヤジを飛ばす外丸(望月歩)
今夜は酒がうまいという友達に、いいやまだだと告げる外丸は
嵐士(南雲奨馬)に駆け寄る子猫ちゃん(玲)を見て、嵐士の弱点は玲だと気づきほくそ笑むのだった
嵐士の整備工場で弱音を零す風磨
快が言った事を全て本心だとは思わないという風磨
「わざと俺を遠ざけて、また1人で何かを抱え込んで」
今すぐに快の所に行けという嵐士に、それがかえって快を傷つける事になるんじゃないかと弱音を吐く風磨
「バカは可愛いって意味の時もあります」
友達だから快は本心を言っていないのがわかるという玲
でも自分では快の力になれない、と
風磨だけが快の心に入れると訴える玲は、快が今日部屋に戻る事を風磨に告げる
もう1度立ち上がる風磨
俯く玲を優しく包み込む嵐士
快はアパートの部屋の前で風磨の幻影を見ていた
部屋には枯れてしまっても捨てられないひまわり
快は空色のノートを探すが見当たらない
振り返るとまた風磨の幻影が見える
しかし、ノートを読み始める風磨は快が見た幻影ではなかった
「暇人、すけべ、長男」
部屋に無断で入った事を詫びる風磨はでも、ノートの続きを読み上げる
ノートには風磨の事が書かれていた
風磨の事だけが書かれていた
風磨への想いだけが書かれていた
弟妹にいつか会わせてくれる事
風磨が作ってくれたおじや
買ってきてくれたゼリー
いつか見た風磨のレース場での姿
風磨の事
風磨の事
風磨への想い
やめろと制止する快は風磨からノートを奪い返すけれども
風磨はそのままノートに書かれていた快から自分への想いを読み上げる
やがてそれが快の声に重なる
風磨の事
風磨がくれたもの
風磨がくれた気持ち
だから怖くなる
飽きられるのが怖くなる
他の人を見ないで欲しい
自分だけを見ていて欲しい
捨てないで、お願いだから好きでいて欲しい
僕を愛して、風磨さん
これも遊びかと問う風磨に何も答えられない快
風磨は快の頬を包み込み瞳を見つめる
「もう快を好きじゃない」
愛しているから、ただの「好き」じゃないと告げる風磨に
自分だって愛しているとやっと言える快
そんな快を優しく抱きしめる風磨
ベッドに枕を2つ並べる快に、使用人から昇格したと喜ぶ風磨
そんな風磨にそれでも快は
「いつ僕に飽きるの?」
と問う
背を向けて眠ろうとする快に、どこにも行かずここにいると優しく告げる風磨
「わかった、あなたを受け入れる」
身体が目的ではないと言う風磨の唇を塞ぐ快
「口を閉じて僕を抱いて?僕が欲しくない?」
求めあう2人
「身体だけじゃなくて心も欲しい」
早く自分に飽きろという快に、それが望みかと問う風磨
気持ちまで深く結ばれた夜
次の日、快は玲をカフェに呼び出していた
嵐士と付き合っている事を教えてくれた玲に、自分も風磨との事を報告する快
喜ぶ玲はそれでも、風磨で良かったのかと急に心配を始める
ちぐはぐな会話を交わす風磨、快と玲
そんな玲を愛おしそうに見つめる嵐士
「風磨さん、しつこいって言われない?」
快は玲をいさめる
指先を絡め合いながら見つめ合う風磨と快
ラブラブばかっぷる2組目爆誕
玲をバイクで送り届ける嵐士
小さく手を振り、部屋へと向かう玲は、クラクションの音に立ち止まる
「嵐士?」
けれどもそこには見知らぬ男たちが
抱え上げられ、車に押し込まれる玲
ベッドの中、腕の中の快に問う風磨
好きな色は?エメラルド
好きな食べ物は?(風磨が作ってくれた)おじやと買ってきてくれたみかんゼリーだと答える快
好きな気持ちが溢れる風磨に、くすぐったいと笑う快
通じ合った思いが溶け合う、2人だけの甘くて優しい夜
曇った空だって、風が吹けばいつだって雲は払われて優しい本当の空の色を取り戻す
時には強く、時には優しく吹く風が
いつだって空を守ってくれる
好き、好き、好き
風みたいに僕を包み込む、あなたが好き
