納采(のうさい) 話がまとまると男親が女親に贈り物をして挨拶に伺う。
問名(ぶんめい) 女子の母親の姓を男子が尋ねる。
結婚を占ったところ吉と出たことを男家から女家へ知らせる。
婚礼の日の日取りを男家から女家へ知らせる。 |
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日本はもともと母系社会であり「売買婚」ではありませんでした。 平安初期は「妻問い婚」、平安中期以降は「招婿婚」という形で、 男性が女性側へ寄っていくスタイルでした。 これが室町時代に武家の天下となり父系社会が 確立し「嫁取り婚」へと変わっていきました。 中国にその範を求め、中国の「納徴」という儀式を 取り入れたと考えられます。 全国津々浦々にまで浸透・定着していきました。 ただし、日本はもともと母系社会から発展してきたので、 本質的には相手側に対する感謝や礼節の気持ちを形に 表したものが 結納であり
掛けて育まれたしきたりの一つです。 こうしたしきたりはその土地に根付いた大切な生活の一面です。 結納は古い因襲ときめつけず、その土地で育まれた 「よき日本文化」であり「地方の生活文化」であると思います。
「云納(いい入れ)」という婚姻を申し込む言葉から 転じたものともいわれており、これを「結納」と記したと 解釈されていますが、中国における六礼が、 日本の似通った風習と結び付き、 日本語化したものと考えられます。
茶を贈る所もあるようです。 茶は植えたら、再び植え替えることをしないもので、 女性は一度嫁しては夫を変えないという 意味を表しているということだそうです。
★色んな書物で内容が少しずつ異なることがあります。
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結納とは何でしょうか。
結婚式は諸外国にもありますが、結納は聞いたことがありません。
結納は日本独自の婚約式です。
「結納」という言葉の意味を見てみましょう。
「結」は「結ぶ」であり、「納」は「納める」ですね。
この言葉からも、両家が「結」びつくために金品を「納」めるということがわかります。
日本の結婚は、古来から本人同士というよりは家と家の結びつきを重んじるものでしたので
こうやって品物やお金を贈りあって結婚の意志を確かめ合ったのです。
結納の品を贈りあった後、近隣の方や親族にお披露目をします。
結納の品を贈りあうというのは、周囲の人に結婚の意志を伝える役割もあったわけです。
特に、女性側には美しい結納飾りが贈られます。
それを披露することで、「もうすぐ結婚しますよ」ということを周りにアピールしてきたわけです。
結納とはなんだか家のためにするように感じてしまいますが
いまどきの結納は、決してそのような意味ばかりではありません。
結納というのは、男性がただ一人の相手となる女性の両親に対して
このような女性を育ててくれて感謝しますという思いをこめて贈るものだからです。
誠意というのは目には見えないものですが
それを目に見える形にしたのが「結納」なのです。
日本人が礼儀を重んじる民族だからこそ、目に見える品物という形を借りて、その誠意を示しているのです。
また、男性が女性に結納の品を送ることによって
「この女性は自分と結婚するのだ」ということを、正式に周囲に伝えることができます。
それほどに、男性の結婚への気持ちが硬いということが理解できるのではないでしょうか。
女性側からしてみても、美しい結納飾りや結納の品を見るたびに
「この男性と結婚するのだわ」という気持ちが高まっていくことでしょう。
結納というのは、日本に古くから伝わる美しくも厳かな儀式です。
日本人らしい、礼儀と美意識がはぐくんだ結納。
その証拠に、結納飾りにはそれぞれに意味がこめられ
寿恵廣(すえひろ)
勝尾武士(かつおぶし)
結美和(ゆびわ)
子生婦(こんぶ)
寿留女(するめ)
などの美しい当て字が使われます。
何かの折につけて、ふとよぎる和のこころ。
この美しい伝統を、ぜひ後々まで伝えていきたいものです。
次回は結納の歴史について![]()