こんにちは、プロジェクト北極星・人間メンバーのHIROです。
今日は、プロジェクト北極星が保存を目指している品種のひとつ、"アメシスト"について、少しお話しさせてください。
"アメシスト"……聞き慣れない名称だろうと思います。
実は、"アメシスト"というのは、オーストラリアで、オーストラリア特有の濃いバイオレットと非常にクリアなクリアウイングのセキセイを保存し、増やしていこうとしている方々による繁殖の過程で産み出されてきた紫色のセキセイに対して、このオーストラリアのブリーダーの方々が与えた新しい名前です。
Don Burke氏「私にとって、これは卒倒しそうなほど美しい鳥で、本物のピンクの色調を持つ初めてのセキセイだ。
オーストラリアで、我々はこの鳥たちを "アメジスト"と呼び始めている。」
……日本のライラックセキセイそっくり。
おそらく、日本の"ライラックセキセイ"とオーストラリアの"アメシストセキセイ"は、遺伝的背景が同じなのだろうと思われます。
オーストラリアのブリーダーさんたちは、「アメシストセキセイの遺伝的構成は"シナモン+クリアウイング+DFバイオレット+赤みを増す gene modifier"である」という情報を公にしています。一方、日本のライラックセキセイも伝え聞くところによれば、シナモン・バイオレットが含まれているとのこと。
オーストラリアのアメシスト/ライラックセキセイは、
(1)濃いバイオレット(おそらく Double Factor)
(2)シナモンの遺伝子の働きにより、ボディカラーの褪色50%で青みを減らす
(3)クリアウイングの遺伝子の働きにより、更にボディカラーに若干の褪色を与え、背中のシェルマークを目立たなくさせる
(4)(オパーリンが入る場合)オパーリンで明度をあげ、背中のシェルマークの配置を変えて目立たなくさせる
という複数の遺伝子の働きにより、"アメシスト"色を実現していると思われるのですが、オーストラリアのブリーダーさんたちは更に、
(5)赤みを強めるgene modifierを増やす選択交配を重ね、赤みを強めていく
という試みを続けておられます。
いつかピンクのセキセイを産み出すことが、この方たちの見果てぬ夢なのだ、とか。
プロジェクト北極星では、公開されている"アメシスト"の遺伝的構成を参考に、北海道の"アメシスト"セキセイを受け継ぎ、繋げていきたいと考えています。
(HIRO記)
