蓋をしていた悲しかったこと
小学6年生の時
担任の先生に呼ばれて職員室に行った
そこで一つのメモを見せられた
見ると…
私の名前と死ねという文字
わら人形の絵
驚いた
何も言葉が出なかった
先生はメモ帳に心当たりがあるか聞いてきた
もちろんわかった
仲のいい(と思っていた)友達のメモ帳
でも知らないと言った
怖かった
先生はどうしたいか私に聞いた
メモ帳の持ち主を探して注意するか
見なかったことにするか
私は見なかったことにして欲しいと言った
衝撃が大きすぎて頭が真っ白だった
毎日一緒に遊んで普通に過ごしていたのに
訳がわからなかった
でも日常が壊れるのが怖かった
先生から友達には言わなかった
何事もなかったかのように変わらない日々を過ごして
そのまま卒業した
受験してみんなとは違う中学校に行った
それから連絡はとっていない
出来事は覚えていたけど
その時の気持ちや感情は蓋をしていた
最近その蓋を開けるようなことがあって
思い出した
とてもとても悲しかったこと
人が怖くなったこと
心にドカンと穴が空いたこと
そしてそれを親に言えなかった辛さ
母親がイジメのニュースを見るたびに
なんで親は気づかなかったんだろう
って言う
それがずーっと引っかかってた
あなたも気づいてなかったよ
そう言いたかった
心がずっと寂しかったこと
食べ物やお手当でアトピーを治そうと
いっぱいお金も時間も使ってくれたけど
本当は心に寄り添ってもらいたかったこと
今ようやく気づいた
そして本当は母も気づいていたかもしれないこと
母にしてもらえなかったことを責めるより
自分で自分によく頑張ったねと寄り添うこと
辛かったね、寂しかったね
本当は言いたかったね、泣きたかったね
助けて欲しいって縋りたがったよね
言えなかったことは弱さじゃないよ
言えなかった自分を責めなくていいよ
抱きしめて欲しかったね
そう言って自分を抱きしめたら涙が溢れた
なんかスッとした
こうやって自分に寄り添えることが
心地よいと思えるようになった
前は自分を甘やかしてるようで
なんとなくくすぐったくて
自分に頑張ってねって言えなかった
私は私が決める
望んだことは何でもできる
そういうふうにできている
だから心配しなくても大丈夫
あの時、私に選択させてくれた先生に感謝している
息子にも自分で決める人生を歩んで欲しい
自分の気持ちを大切にして欲しい
だから私も自分を大切にする
