ぽかぽか
太陽の温もりを感じて
歩いていると涙が止まらず
もう直ぐで三十路になります
あれから10年
あの時寝たきりだった自分に、
看病してくれた母に、
いっぱい我慢してくれた姉に、
遠くで見守ってくれた父に、
代わりたいと泣いてくれた祖母に、
心配してくれた叔母たち、従姉妹に、
待っていてくれた友達に、
「大丈夫、大丈夫だよ」
「きちんと生きてるよ」
「働いたり恋したり、踊ったり歌ったり、美味しいものいっぱい食べて、笑ってるよ」
「自分で口に食べ物を運んで、噛んで飲み込んで、そして消化して栄養にすることができるよ」
「1人で歩いてどこまでも行けるよ」
「1人でお風呂もトイレも入れるよ」
そうやって伝えたい。
あの時も、今も、ありがとう。
今この瞬間を感じると涙が止まらない。
今は今の、溢れるほどの不安はあるけれど、
先がみえない不安よりずっとずっと楽です。
いただいた優しさを、愛情を、表現できる人間になりたい。
たっくさん愛されて育ったんだね
って、思ってもらえるような、
キラキラが滲み出るような笑顔でいたい。
